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皮膚病における「燥証」…中医皮膚病IP講座

こんにちは。

昨日の閉店後、中医皮膚病IP講座がありました。

皮膚病IP講座とは、インターネットを使っての皮膚病の勉強会。全国の薬局の、皮膚病の事例検討会…といった様なものです。

今回は中医師の楊達(ようたつ)先生の講義で、皮膚病における「燥証(そうしょう)」についてでした。

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一緒にウチのネコのあまちゃんも、すぐ近くで聴いていました…。

皮膚病には大きく3段階に分けることができます。赤みが強くジュクジュクのある「急性段階」、カサカサやゴワゴワ、乾燥の「慢性段階」、そして美肌作り、再発を防止するための「美肌段階」です。

この中で「慢性段階」と「再発防止段階」に「燥証」が多く見られます。

「燥証」とは「お肌の乾燥」のことですが、「内側の燥」と「外側の燥」というところを考えないといけません。「内側の燥」は体の潤い不足、「外側の燥」とは「燥邪(そうじゃ)」…つまり空気の乾燥です。秋から冬にかけて乾燥は強く、春も若干の乾燥はあります。

「内側の燥」…つまり体の潤い不足といっても「熱が強い場合」「潤いが足りない場合」などその原因は様々です。

たとえば、赤みを伴いカサカサ、ゴワゴワのある「血熱風燥(けつねつふうそう)タイプ」、カサカサ、フケのある「血虚風燥(けっきょふうそう)タイプ」、ほてり、赤みがあるカサカサの「陰虚血燥(いんきょけっそう)タイプ」などです。

「血熱風燥タイプ」はアトピー性皮膚炎や慢性湿疹によく見られますし、「血虚風燥タイプ」は老人性掻痒症、慢性湿疹に見られます。

乾燥は皮膚のバリア障害につながり、刺激を受けやすくなったり感染しやすくなります。

中医学には「燥者濡(濡養)之、熱者清之」という言葉があります。単純に潤すだけでなく、炎症をとることが必要である…という意味です。そのときに、潤いを与えるもの、炎症をとるものの選択が重要となります。

また、夜間掻いてしまう「心神不安(しんしんふあん)タイプ」、精神状態に応じて変化する「肝鬱気滞(かんうつきたい)タイプ」などには、+αのものが必要になってきます。

今回は内が中心のお話でしたが、スキンケアも重要であることもお話していただきました。

楊達先生、ありがとうございました。

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