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冷たい物が胃腸に与える影響

こんにちは。

ボクたちは、冷たい食べ物や飲み物を摂る機会が多いです。

冷たい物は胃腸を冷やします。胃腸を冷やすことは、即ち「陽」の性質をもつ「気」のエネルギーを低下させます。

水分の過剰摂取は、尿と汗として排泄されるまでの間、体温(36~37℃)まで「加熱」した上で、更に「保温」しなければいけないので、胃腸をはじめとして体の熱エネルギーを相当消耗することになります。

人間の消化酵素の活性は温度が低くなるにつれて低下し、20℃以下ではほとんどはたらかないそうです。

人類の長い歴史の中で冷蔵庫が各家庭に普及したのはほんの数十年のことですが、冷蔵庫から取り出してすぐのペットボトルの飲み物などは、体にとって想定外の冷たさです。冷たい飲み物の摂り過ぎは、本来胃腸が消化吸収に使うべきエネルギーを消耗し、胃腸に負担をかけてしまいます。

中医学的に見ても「気」は陰陽で言うところの「陽」なので、冷やすことは「脾陽」を傷つける、即ち胃腸の消化吸収力の低下につながるばかりか「気虚」の大きな要因ともなります。

老人が年齢にふさわしくない危険なまねや、出すぎた振る舞いをすることを「年寄りの冷や水」と言いますが、昔からそんな例えがあるくらい冷たい物を摂ることは体に負担をかけということだと思います。

日本人が冷たい物に慣れているのは、もともと日本のお米は粘度が高いことや料理に油をほとんど使わない…ということもあって、おにぎりやお弁当などの温かくない物でも食べられることができることから、諸外国以上に冷たい物を食べたり飲んだりすることに抵抗がなかったと言われています。

それでも昔から、「お寿司」にガリ(しょうが)、赤だし、あがり(熱いお茶)がつきものですし、冷奴には薬味に生姜やネギを添えるなど、胃腸を冷やし過ぎない「生活の知恵」がありました。

胃腸のはたらきを落とす、体を冷やしてしまう…ひいては体の機能を落とすことに。冷たい飲み物や食べ物はなるべく意識をしながら、必要以上に摂らないように心がけたいです。

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