こんにちは。

睡眠の最大の目的は、体と脳に休息を与えてメンテナンスをすることです。

睡眠中に脳の疲れをとったり、前の日の記憶を整理して定着させたり、内臓や筋肉の調子を整えたり…。睡眠にはそんなはたらきがあります。

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そして、睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類の睡眠を繰り返しています。

睡眠前半は深い「ノンレム睡眠」が多く、睡眠後半は「レム睡眠」や浅い「ノンレム睡眠」が増えて、目覚めやすくなります。

「ノンレム睡眠」は脳や神経が休んでいる状態…。「ノンレム睡眠」は深い眠りで、成長ホルモンが盛んに分泌され、脳の細胞が修復され、疲労が取れます。

一方、「レム睡眠」は眠っている間に記憶の整理や定着などの活動をしています。夢を見ているのはこのときです。

「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」のセットは一般的には90分…。これを一晩で4セット繰り返し、目が覚めると言われています。

ボクたちの睡眠中、体の中でせっせと生み出されているものがあります。それは様々なホルモン…。成長期の子どもの筋肉や骨を作り、大人の疲労回復、肌の健康にも重要な役割を担う「成長ホルモン」やストレスに負けない状態を作る「コルチゾール」、体内時計を正常に保つ作用のある「メラトニン」など、多くのホルモンが睡眠中に分泌されています。

傷ついた細胞を修復して新しい細胞を作る「成長ホルモン」は睡眠中に出る…ということから、お肌にいいとされる材料は、夜に摂った方が効率がいいようです。

よく睡眠不足だと肌が荒れるのは、この「成長ホルモン」が十分に分泌されず、肌の新陳代謝がスムーズに行われないため…。また「コルチゾール」が低下するとストレスを感じやすくなるからだと思います。さらには、睡眠不足は思考力、判断力、免疫力…などあらゆる体の機能を低下させてしまいます。

つまり、「質のいい睡眠」というのはホルモン分泌の要であり、薬と同じかそれ以上に大切…ということです。