こんにちは。

昨日は暑かったですね。山口の気温は33.3℃…店頭の緑のカーテンは急激な気温の上昇に追いついていません。

こう暑くなると、気を付けなくてはいけないのが熱中症…。

熱中症は体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節システムが破綻することなどによって起こる…と言われます。

体温の調節システムは、

「皮膚の温度センサーが暑さをキャッチ」したり「体の深部体温が運動などによって上昇」すると、この信号が脳の視床下部に伝わります。

皮膚の血管が拡張し、皮膚に血液が集まります。そうなると、熱伝導で体温を下げます。これを「乾性熱放散」と言います。

もう一方で、血液中の水分が汗腺から汗として出ることで、汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げます。これを「湿性熱放散」と言います。

この「乾性熱放散」と「湿性熱放散」によって、暑さや運動によって深部体温が上がるのを防いでいます。

しかし、この体温調節システムにも限界があり、主に次のような原因で熱中症が発生すると言われています。

・気温が皮膚温より高くなると「乾性熱放散」で皮膚から体内の熱を逃がせなくなる。
・皮膚表面に血液が集中する状態が続くと、脳や心臓に運ばれる血液量の確保が難しくなる。
・大量に汗をかくと体内の水分が減少し、脱水症状を起こす。
・発汗によって体内のナトリウムバランスが崩れる。
・体内の水分が一定量を下回ると、汗がでにくくなり、体温がどんどん上昇する。

気象環境を見定め、こまめに水分の補給、そして服装の工夫にも気を付けましょう。日陰を選んで歩いたり、日傘や帽子を利用したり、カーテンなどで直射日光を避けるたり、風通しを良くすることも大切です。また、体調が悪いときには活動をなるべく控えるなど、 これから本当に注意が必要です。