こんにちは。

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先日、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地で有名な「巌流島(がんりゅうじま)」に行って来ました。今から403年前の1612年4月13日、ここで闘いが行われました…。

この「巌流島」へ行くキッカケは何気ないものでした。

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あるとき、何気なくウチのネコのフクちゃんとあまちゃんを見ていると、フッと宮本武蔵と佐々木小次郎に見えてきました。フクちゃんが武蔵で、あまちゃんが小次郎…。そこから「巌流島」が浮かび、それ以降頭から離れなくなりました。

あまりにも有名な場所ですが、山口に住んでいて行ったこともなく、このままだと一生行かないかもしれない…という風に思い、この機会に行ってみることにしました。

でもその前に、ボクは「巌流島」での闘いのことしか知りません…。予習が必要だと考えました。もう少し詳しく知るために、まず吉川英治の「宮本武蔵」を読んでみることにしました。

この「宮本武蔵」…今から80年前の作品ということに驚きました。この小説を読んでいくと面白かったので、次はこの小説を原作にした井上雄彦さんの「バガボンド」を読んでみたくなり、小説のイメージと漫画のイメージと比べながら続けて読みました。この「バガボンド」は現在進行形…。そして、キャラクターや物語には独自のアレンジが大きく加えられていたりで、それはそれで読んでいて面白かったです。

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それで、予習は一応終わったということで、いざ「巌流島」へ行くことに…。「巌流島」へ行くには、下関側から「巌流島連絡船」で行くことができます。カモンワーフと海響館の間に船着き場はあり、どこかの施設の駐車場に車を停めて行くことになります。

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この日は晴天で、空も海もキレイでした。「巌流島」は30分あれが回れるような小さな島です。下関と門司の間に浮かぶ島で、山口県になります。本当の名前は「舟島」という名前です。

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これはシンボル的な銅像ですが、小高い丘の上に建っています。2003年のNHK大河ドラマ「武蔵MUSASI」のときに除幕式があったそうです。向って左(下関側)が小次郎、右(門司側)が武蔵で、銅像の先にうっすら見えるのが関門大橋です。

実際の闘いは、朝8時の予定を大幅に遅れた武蔵が11時に到着。小次郎を倒した武蔵は報復を恐れ、すぐに「巌流島」を立ち去ったそうです。

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この「巌流島」には、その後小次郎の碑がこの地に建てられ、多くの人が参拝する場所となっています。これを見ると、佐々木小次郎…という人は、尊敬される人物であったことがうかがえます。吉田松陰もこの「巌流島」に渡り、参拝した…とありました。この「巌流」というのは小次郎の流派の名前で、ここからこの島を「巌流島」と呼ぶようになったそうです。

行けるうちにこの「巌流島」に行けてよかったです。これもフクちゃんとあまちゃんのお陰です…。