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腸管壁浸漏症候群(LGS)

こんにちは。

中医皮膚病IP講座の勉強会がありました。

今回の症例は2例。2人の先生による症例で、「20年来のアトピー性皮膚炎」と「酒さ」でした。どちらの症例も漢方で一定の効果が出ていました。今回はその症例をもとに、中医師の韓先生が最終的に治療方針や漢方処方のアドバイスしてくださいました。

「20年来のアトピー性皮膚炎」の方の皮膚症状は、全身が赤く、乾燥が強く、汗をかきやすい…というもの。中医学的には「血熱」「血燥」が強いものでした。この熱は「熱が血の中に及んでいる」状態。これは外から…ということではなく、中からの問題が大きい…ということです。まずこの場合は、この「血熱」をとり、赤みを落ち着かせることから手を付けていくことになります。

そして根本治療となるわけですが、今回韓先生が強調されたのが「腸管壁浸漏症候群(LGS)」…という、腸管壁に大きな穴が開いて、バクテリア、毒素、及び、食物が漏れ出す症状についての見解です。

腸管粘膜は、ボクたちが生きていくための栄養素とエネルギー源の入り口ですが、その腸管粘膜に穴が大きくなると、化学物質への感受性増大、食物アレルギーの増加が引き起こされる…というものでした。つまり、アトピー性皮膚炎の発症や悪化は、このLGSによる影響が考えられる…というものです。

これには、先天的なもの、後天的なものが考えられるということ。

先天的なものとして、多発性憩室や多発性ポリープ、胃腸虚弱や粘膜が薄い、弱い…などで、家系的な要素があるもの。後天的なものとして、薬の影響や飲食によるものです。これらが腸の慢性炎症を引き起こし、それがLGSの原因となるというものです。

調べてみると、薬としては抗ヒスタミン、抗生物質、ステロイドなど、飲食によるものとして、アルコール、動物タンパク、加工食品、脂っこいものなどがあがってきました。

つまり、アトピー性皮膚炎は見えている部分は皮膚症状ですが、実は中から…腸管粘膜の問題である…といことです。つまり、皮膚だけを見ていては根本的な解決にはならない…と言えます。

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