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病絡学説と皮膚病の治療…中医皮膚病IP講座

こんにちは。

先日、閉店後に中医皮膚病IP講座がありました。

皮膚病IP講座とは、インターネットを使っての皮膚病の勉強会。全国の薬局の、皮膚病の事例検討会…といった様なものです。

中医師の劉桂平(りゅうけいへい)先生の講義で、「病絡学説と皮膚病の治療」を勉強しました。

これは、北京中医薬大学皮膚科の論文の翻訳を解説していただいたもので、まさに最先端のものです。

「経絡学説」は中医学の独特な基礎理論です。経絡とは、五臓六腑の気血を運ぶ道のこと。「経」は大きな道、「絡」は小さな道のことです。「経脈」は一定の循行路線があり、「絡脈」は縦横交錯、全身を網羅している…ということから、道で言うと「高速道路」と「一般道路」のようなものかもしれません。また、血管では動脈や静脈と微小血管…とも考えられます。

その中で注目は「絡脈」で、この「絡脈」が「変」であれば「病」、「病」の場合には必ず「病絡」を産生し、「病絡」が生ずれば「絡病」になる。

すべての「絡脈」は極めて「邪」を受けやすく、「絡脈」の生理機能が影響を受け、「病絡」の病理状態となる…ということで、これは皮膚病にも関係してきます。皮膚病の発生と発展中には、「病絡」との関係が密接であるようです。

「通をもって用と為す」…という治療原則があります。早期には「邪」が体表にあって取り除きやすいけれど、後期になると「経絡」を通じさせることで改善させやすくする…ということによるものです。つまり、「気血」が順調に流れることで、「邪」も取り除かれるということによります。

「病絡学説」は、頑固性皮膚病、慢性皮膚病を「通絡」と「病絡の修復」を通じて、なかなか治りにくい皮膚病に対する治療への近道を切り開く…というものですが、理論体系の完成には、まだ一定の時間がかかる…というものでした。

今回の「病絡学説」の考え方は、ボクが相談を受ける上で、とても参考になる考え方であると感じました。

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