こんにちは。

ジェネリック医薬品は、新薬の特許期間などが過ぎた後に他のメーカーから同じ有効成分で、効き目、品質、安全性が新薬と同等であることを条件に、国から承認されている医薬品のこと…。

厚生労働省は割安なジェネリック医薬品の普及率を2020年度に80%に引き上げる新たな目標を固めました。

特許が切れることで、他のメーカーが同じものをつくる…ということでは、「冠元顆粒」もそれに当たるかもしれません…。

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「冠元顆粒」は日本中医薬研究会…「パンダマークのお店」にしか置いていない漢方薬なので、同じものを取り扱えるように…ということで、他のメーカーがつくったのでしょう。それだけにこの漢方薬は、現代人にとって必要とされる漢方薬であるとが分かります。価格はほとんど変わりません。

「冠元顆粒」は、もともと1970年代に中国で開発された「冠心Ⅱ号方(かんしん2ごうほう)」という虚血性心疾患の特効薬をもとに、日本人に合わせた処方にアレンジした処方で、1991年に発売されました。

そして、「老化抑制剤(特許第4440153号)」「糖尿病改善剤(特許第4633572号)」「脳虚血による学習・記憶障害改善剤(特許第46533572号)」「肝組織コレステロール改善剤(特許第4745989号)」「向精神剤(特許第4799434号)」「神経ペプチドW発現増強剤及び摂食抑制剤(特許第5462323号)」と6つの特許を取っています。

そんな切れ味のいい「冠元顆粒」は、ここ10年くらい前から他のメーカーでもつくられるようになりました。ただ漢方薬の場合、まず原料の生薬の品質や生産地で切れ味が変わってきますし、抽出法によっても違います。

そういったことで、「冠元顆粒」にはジェネリック医薬品が何種類か出ていますが、他の商品とは違い、6つの特許としっかりとしたエビデンスがある…ということです。

「冠元顆粒」は先発品です。