こんにちは。

加齢により皮脂が減少すると、水分が失われカサカサ肌となります。

皮膚の加齢性トラブルのサイクルとして、

①正常な肌→加齢とともに皮脂分泌が低下→②皮脂が欠乏したカサカサ肌→皮脂膜が壊れ、水分を保持できなくなる→③乾皮症→細胞間脂質が乱れ、バリア機能が低下する→④湿疹(皮脂欠乏性湿疹)→外部刺激の影響を受けやすくなり、ちょっとした刺激で炎症を起こす→掻くと角質層を傷つけ、肺のバリア機能がさらに低下する…。

加齢とともに皮脂が減少することで、皮膚のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激で皮膚が悪化したりぶり返したりを起こします。

痒い→掻く→炎症が起きて痒い→また掻く…このように悪循環に陥ってしまうと、掻いた部分は湿疹が重症化し、ジュクジュクした状態になります。

カサカサ肌の原因は加齢だけではなく、環境、乾燥などが考えられます。

◎加齢
年齢とともに皮脂腺の機能が低下し、皮脂が減少し、角質の保水機能も低下します。皮脂腺の機能は20歳前後をピークに低下していきます。

◎環境
秋~冬にかけて外気が乾燥してくるので、これからの時期は注意が必要です。湿度の低下により、角質から水分が奪われて、カサカサ肌になります。

◎乾燥
高齢の方に多いのが、老人性乾皮症、皮脂欠乏性湿疹、老人性皮膚掻痒症などがあり、いずれも皮膚の乾燥が根本的な原因だと思います。

生活の中で気を付けたいこととしては、お風呂のこと。

皮膚の痒みに悩まされている人の中には、「不潔だから痒いのでは…」と思い込みゴシゴシ洗うことで、さらに皮脂膜や細胞間脂質が失われて痒みが強くなる…ということがあるようです。汗もかいていない場合などは、毎日石けんで洗う必要がないように思います。

また、42~43℃くらいの熱過ぎるお湯の温度では、皮脂膜が失われてしまい、タオルでの摩擦はより角質をはぎ取ってしまうことがあります。皮膚の乾燥の予防のためにも、普段よりもやや低めのお湯でなるべく短時間の入浴を心がけるといいと思います。

入浴後はできれば早くスキンケアを…。外側から保湿のローションやクリームで水分と油分を補うことが大切です。

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