こんにちは。

12日の土曜日に防府市薬剤師会主催の「納涼会」があり、山口市薬剤師会もお声を掛けていただいたので、参加してきました。

この納涼会は毎年の恒例行事で、会営の「国分寺薬局」の建物とその駐車場が会場となります。今年は150人が参加されていました。

夕方6時からのスタートでしたが、開始と同時に土砂降りになり、みんな建物の中に一時避難…。通り雨だったようで、しばらくすると止んだので、そこから仕切り直しとなりました。

大道芸やフラダンス、豪華景品の抽選会など、色々なイベントが盛りだくさんで、趣向を凝らしたステージを楽しませていただきました。

途中、小雨が降ったりもありましたが、何とか無事「納涼会」もお開きとなりました。ボクは防府のホテルで一泊…そして今日の午前中、防府を自転車で周ってみることにしました。

萩市だけでなく防府市も、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で町興しをしています。防府は文(美和子)が晩年を楫取素彦と過ごした場所だからです。

萩市と同様、防府市にもドラマ館があり、衣装や台本などが展示してあります。防府のドラマ館では「ドラマ館」「英雲荘」「防府天満宮宝物殿」「毛利庭園・博物館」の4ヶ所がセットになったチケットを売っていて、せっかくなのでそのチケットを購入…。自転車でちょうどいいくらいの位置にあり、周ってみることにしました。

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ドラマ館を後にして、地図を頼りに英雲荘に向いました。途中に楫取素彦・美和子夫妻の旧宅跡の碑がありました。地図によるとこの近くにお墓もある…ということで、今度はお墓を目指して自転車を走らせました。

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防府高校のすぐ近く…桑山にある大楽寺(だいらくじ)に、楫取素彦・美和子夫妻が眠っています…。

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「花燃ゆ」の撮影の前に、井上真央さんが訪れたそうです…。

ボクが大楽寺に着くと、ボランティアのガイドさんが、色々と教えてくださいました。そこで知った驚愕の事実…。

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この大楽寺にはあの伝説の女優…夏目雅子さんのお墓がある…というのです。

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防府出身でご主人の伊集院静さんの「西山家」のお墓に眠っています。

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確かに西山雅子(夏目雅子)さんの名前が刻まれていました。1985年9月11日…もう亡くなって30年になるんですね…。2日前が命日でした。27歳の生涯であるけれど、今でもその輝きは衰えていないように思います。

ちなみに文(美和子)さんの命日は9月7日。この9月…というのに勝手に何かの縁を感じています。

ボクとしては、夏目雅子さんの「鬼龍院花子の生涯」の「なめたらいかんぜよ!」…という台詞をすごく覚えていますし、再放送で観た「西遊記」の三蔵法師役が印象的でした。

楫取素彦・美和子夫妻のお墓にお参りに行ったのに、夏目雅子さんのお墓にもお参りできて、何とも言えない気分です。

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夏目雅子さん自身、ひまわりの様な女優さん…と言われていますが、自身も好きなお花のようで、お墓の一角にはひまわりの花壇があります。残念ながら時期が時期なのか何もありませんでしたが、粋な計らいです。

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また、近くには野村望東尼(のむら・ぼうとうに)のお墓もあります。

野村望東尼は福岡出身の歌人で、高杉晋作の臨終に立会い、辞世の句…「おもしろき ことのなき世を おもしろく」と晋作の詠んだ上の句に、「すみなすものは 心なりけり」という下の句を付け加えた人物。先週の「花燃ゆ」の最後に、そのことを言っていました。

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英雲荘

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防府天満宮

その後、英雲荘に行き、防府天満宮に寄り、毛利氏庭園・毛利博物館へ…。この4ヶ所は離れているので、自転車が本当に役に立ちました。まだ行ききれていない史跡もありますが、防府のメイン所は周れたのではないでしょうか。

史跡以外にも、防府薬剤師会の先生方の薬局も途中で見つけたり、それも良かったと思います。

車だ素通りしてしまいそうな場所でも、自転車だと気付くことも多く、細い通りも入っていけるのでより防府をしっかり観ることができました。