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中医舌診👅

こんにちは。

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第21回高円寺塾同窓会の2日目の特別講演として、上海中薬大学付属日本校教授の高橋楊子先生による「中医舌診及び臨床応用」を聴講しました。

「舌診」…というのは「四診」の中の、視覚によって集める「望診」の1つです。

舌は中医学では「露出の内臓」「内臓の鏡」「健康のバロメーター」と称されており、「舌診」は「病邪の性質」「部位深浅」「症状の進退」及び「人体の正気の状態」を把握する特殊な診察法であり、欠かせない手段です。

観察のポイントとなるのは、「舌の色(舌色)」「舌の形(舌形)」、そして「表面の苔(舌苔)」です。

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正常の人(茉結ちゃん)の舌は、淡紅舌(たんこうぜつ)、薄白苔(はくはくたい)…。

この淡紅舌は、体の中の気血が充実していることを意味します。なので、気血をつくる臓腑機能が充実している証拠です。

薄い白い苔は、胃気、胃陰、消化機能が正常に存在している証拠です。

中国の古典に「舌之有苔、猶地之有苔」という言葉があります。「舌に薄い苔があるのは、まるで地面に草が生えているようなもの」…という意味です。

薄い…というのは邪気に侵されていない証拠でもあります。邪気に侵されている場合、苔が厚くなります。

よく、舌を磨く人がいますし専用の道具も売っていますが、それはおススメできないとのこと…。

「舌の苔は体の中から出て来るもの」だからで、磨いても根本解決にはならないからです。それに、下の筋肉の外は粘膜しかなく、毎日磨いていると、舌にダメージが起きる恐れがあります。

漢方と食養生で根本から治すように…。実際に、高橋先生は患者さんにそう説明されているそうです。

高橋先生の実際の症例を、「舌診」のポイントとともに紹介されました。先生、ありがとうございました。

 

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健康な人の舌
健康な人の舌は、舌苔は白くて薄く、舌の色はピンク色。はれぼったくなったり、亀裂ができたりしていないのが正常です。

元気不足の気虚タイプ
舌の色は淡く舌苔は薄い白。ぼってりと厚く、むくんで両脇に歯型がついている場合があります。このタイプは、元気がない、疲れやすい、カゼを引きやすい、汗をかきやすいなどの症状があることも…。

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血液不足の血虚タイプ
舌の色は薄く舌苔は薄い白。このタイプは、貧血ぎみ、不眠、動悸、めまい、月経量が少なく色は薄い、爪や唇の色が薄いなどの症状があることも…。

冷え・寒がりの陽虚タイプ
舌の色は白っぽく、舌苔は白くて厚いです。このタイプは、体が冷えやすい、寒さに弱い、風邪を引きやすい、顔色が青白い、多尿または頻尿、足腰がだるいなどの症状があることも…。

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体液不足の陰虚タイプ
舌の色は赤みが強く、舌苔は薄いか、またはないです。舌が小さくむき出しになったように見えます。このタイプは、のどや口の渇き、目の乾燥、のぼせ、手足のほてり、肌がカサカサなどの症状があることも…。

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水分と熱がたまった湿熱タイプ
舌の色は紅色で、黄色い苔が付いています。体が熱く、熱がこもっている。このタイプは、口が粘り、口内炎、便秘、イライラ、胸のつかえ、頭や体がだるいなどの症状があります。

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血行不良のお血タイプ
舌の色は紫色または暗紅色で、舌の脇に瘀斑があることも…。このタイプは、痔や子宮筋腫などのしこりがある、顔色がどす黒い、月経痛がありレバー状の塊が混じる、肩こりなどの症状があることも…。

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