こんにちは。
資生堂は「スギ花粉に含まれる抗原タンパク質『Cry j1(クリジェイワン)』が、乾燥や外部刺激から肌を守る「バリア機能」を低下させ、肌荒れの原因になることを発見した」という発表がありました。

スギ花粉の抗原タンパク質が、目や鼻のアレルギー症状を引き起こすことは知られていましたが、皮膚の表皮細胞への作用を科学的に実証したのは、初めて…とのこと。

この研究結果では、スギ花粉が皮膚のバリア機能を低下させ、皮膚の水分を蒸発させ、肌本来の油分としてバリア機能の維持・回復を担う細間脂質皮脂の分泌も抑えるということが分かったそうです…。

この結果を受けて、花粉シーズンに、皮膚の乾燥や痒みなどの症状が引き起こされることが理解しやすくなりますし、皮膚のバリア機能が低下している人はスギ花粉が付着しないよう保護することが重要だということです。

花粉はアレルゲンの一種…。皮膚、鼻、喉、目の粘膜に付着することによってアレルギー反応を引き起こします。

バリア機能と関係のある皮膚や粘膜は「肺」が司り、人体の第一次防衛ラインである「衛気(えき)」のはたらきにも関わっています…。

過去の薬理実験でも、「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」の抗アレルギ-作用とバリアを強化する作用はすでに明確にされていて、花粉症、花粉シーズンには予防としておススメの漢方薬です。

第一選択として「衛益顆粒」で皮膚粘膜のバリアを強化し、ダメージを受けた皮膚、粘膜を保護、修復、元気にすることで、アレルギーの発症を未然に防ぐことができると思います。つまり、粘膜からの予防は、花粉症の根本的な治療法だと言えます。