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インフルエンザウイルスの型と変異

こんにちは。

ここにきて、急にインフルエンザが流行って来ているようです。例年よりも1ヶ月遅れの流行です…。

ワクチン接種を受けてたのにインフルエンザに罹った…とワイドショーで言っている人がいました。過信はできない…ということです。

インフルエンザはご存知の通りインフルエンザウイルスが原因ですが、その流行の鍵はウイルスの変異によるものだと言われています。

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インフルエンザウイルスの表面には、感染して増殖する際の武器である「ヘマグルチニン(HA)」と「ノイラミニダーゼ(NA)」という2つのタンパク質がスパイク状に突き刺さっています。

A型には16種類(H1~H16)のHAと9種類(N1~N9)のNAがあり、理論的には組み合わせで144(16×9=144)のタイプがあることになります…。

20世紀に人類は3回のパンデミック(世界流行)を経験しました。1918年のスペイン風邪(H1N1)、1957年のアジア風邪(H2N2)、1968年の香港風邪(H3N2)。

パンデミックを起こすか、毎年みられるインフルエンザを引き起こすかは、ウイルスのHAの変異の程度によるとされています。

ウイルスに感染、あるいはワクチン接種をうけた場合、同じHAのアミノ酸配列をもつウイルスが侵入しても感染することがないのは、HAに対する抗体が侵入をブロックしてくれるからです。

しかし、HAのアミノ酸配列が変化したウイルスの侵入侵入を受けた場合、この抗体はウイルスを撃退する力はありません。HAは頻繁に変化するので、1回のワクチン接種で終生免疫を得ることができないわけです。

HAのアミノ酸配列が少し変異した場合は、小規模な流行となるそうですが、人類が初めて経験する新しい型が出現すると、パンデミックに発展する場合があります。

たとえば、ヒトに感染するH1N1型ウイルスと鳥に感染するH2N2型ウイルスが同時にブタに感染する…。このブタの中でお互いのウイルスRNAの分節が入れ替わり、ヒトに感染できるように変化したH2N2型ウイルスが誕生する…ということで、新型インフルエンザが発生するわけです。

何はともあれ、ならないための予防が肝腎です。

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