こんにちは。

150519_2

沖縄は梅雨入りをしたようですが、山口は暑いけれど今のところカラッとしています。

アトピー性皮膚炎の人にとって、梅雨どきは湿度の多い時期ですから、肌の乾燥は防ぐことができますが、患部がジュクジュクしやすくなる時期でもあります。

また、梅雨どきは胃腸のはたらきが鈍りがちなので、冷たいものを控えることが重要です。とりわけ梅雨どきには、温かいものをよく咀嚼して、胃腸をいたわってあげることがいいでしょう。体に余分な水分がたまりやすいので、利尿作用のあるサツマイモ、ヤマイモ、冬瓜などを食べるのもおススメです。

そして夏はアトピー性皮膚炎がもっとも悪化しやすい季節です…。熱が体内にこもりやすく、冷たいものをどんどん取り入れてしまいがちな季節だからです。水分補給は大切ですが、冷たい飲み物の取り過ぎは胃腸を冷やし、胃液を薄めて胃腸のはたらきを落としてしまいますので、注意も必要です。

夏野菜などは、体にこもった熱を取ってくれるので、果物や野菜などで涼をとるのがいいと思います。

まず夏の強い日差しに気をつけることと、小まめに汗を拭いてあげることが大事です。汗をかいたままにしておくと、塩分やその他の分泌物が肌を刺激してしまうからです。また、雑菌も繁殖しやすくなります…。

広島大学大学院皮膚科の秀道広教授らの研究グループによると「アトピー性皮膚炎の患者さんが汗をかくと炎症を引き起こす原因は、人間の皮膚に存在するカビが作り出すタンパク質である。」という報告もあります。

コツは乾いたタオルではなく、濡れたタオルで肌をやさしく拭いてあげること…。乾いたタオルだと汗の刺激成分が肌に残ってしまうからです。

これからのシーズン…気を付けて下さい。