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中医薬における湿疹治療の臨床進展…中医皮膚病IP講座

こんにちは。

先日、閉店後に中医皮膚病IP講座がありました。

皮膚病IP講座は、インターネットを使っての皮膚病の勉強会で、全国の薬局の、皮膚病の事例検討会です。

今回は、担当中医師の楊達(ようたつ)先生による「中医薬における湿疹治療の臨床進展」について、実際に中国の代表的な文献をそのままテキストに使用し、それを解説してくださる…というものでした。

上海中医薬大学の皮膚科主任の李咏梅 先生がまとめられたもので、皮膚科医を目指す若い医師が読む文献だそうです。

それによると、湿疹および接触性皮膚炎は全体の20~30%にわたり、病因も複雑で長期化することもある…とあります。

この文献では、湿疹について「中国の医学書の中の湿疹に対する記述」「有名な老中医の湿疹の分類、病気の捉え方、急性期と慢性期の対応」「有名な老中医の代表的な処方」などが文献にまとめてありました。

結論から言うと、李 先生は歴史的な文献や現代の研究から総合的に判断し、湿疹の原因には「湿」が大きく関係していると結論づけています。「湿」とは体の中にたまった不要な水分のことを言います。

「湿」を生むものとして体質的なもの、また食事の影響、環境によるものと様々ですが、「湿」をまず取り除くことが必要とあります。

カサカサしている皮膚の状態でも、その奥には「湿」が隠れている…ということだそうです。「湿」が滞ると「湿熱」となり、「湿熱」により体の陰血が消耗します。消耗すると乾燥し、痒みが起こり、皮膚が肥厚して、フケがボロボロ落ちる…ということのようです。

ただ湿疹でも、アトピー性皮膚炎とは別として考えた方がいいとのことでした。

この文献にまとめられている内容は、ほぼボクたちが実際に行っていることに近く、使用されている処方に関しても、似たようなものでもありました。ボクたちの勉強してきたことに近く、それらを裏付けるものでもあったと思います。

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