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広島大学大学院皮膚科の秀道広教授らの研究グループは6月6日の毎日新聞で「アトピー性皮膚炎の患者さんが汗をかくと炎症を引き起こす原因は、人間の皮膚に存在するカビが作り出すタンパク質である。」と発表されました。

毎日新聞によると「研究グループが人間の汗に含まれる物質を分析したところ、かゆみを起こす物質『ヒスタミン』を放出する際、カビの一種『マラセチアグロボーザ』が作り出すタンパク質が炎症に関わっていたことが分かった。このカビは、健康な人間の皮膚にも存在し、作り出されたタンパク質は、ごく微量でもアレルギー反応を引き起こす。」ということです。

カビから美肌・皮膚を守る、カビから皮膚の悪化を予防、治療するということが、これから我々の相談の時の1つの課題になると思います。特にこれからの季節は、湿気も増え、カビ菌が繁殖しやすい時期だから、汗をかきすぎない工夫、湿気対策も必要ですし、カビを抑える効果のある生薬が入った瑞花露入浴液、瑞花露スプレーなんかは効果がいいかもしれません。