こんにちは。

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夏日とは日最高気温が25℃以上の日、真夏日とは日最高気温が 30℃以上の日、猛暑日とは日最高気温が35℃以上の日を言うようですが、今日35℃を超えると山口は3日連続の猛暑日となるそうです。

山口でも、屋外にいて熱中症で亡くなられた…というニュースがありましたし、お客様の中でも熱中症になって救急搬送された方もいらっしゃいました。

熱中症の重症度は大きく3段階に分けられます。

Ⅰ度
熱失神(顔が青くなる、めまい、立ちくらみ)、熱けいれん(筋肉のけいれん)

熱を放出させようとする皮膚の血管拡張によって血圧が低下し、脳への血流が減少することで、顔が青くなる、めまい、立ちくらみが起こります。また、発汗によって血液の塩分濃度が低下し、ふくらはぎや太ももの筋肉、腹筋などに痛みを伴うけいれんが起きます。

Ⅱ度
熱疲労(頭痛、吐き気・嘔吐、倦怠感、ボーっとする)

大量に汗をかいて体内の水分が不足して、顔が赤くなる、頭痛、吐き気・嘔吐、倦怠感などの脱水症状が出ます。

Ⅲ度
熱射病(意識障害、行動障害、過呼吸、ショック症状、高体温)

熱中症を起こしやすい人は、高齢者や子ども・乳幼児、屋外で仕事やスポーツをする人、脳卒中の後遺症がある人、糖尿病のある人などです。高齢者や脳卒中の後遺症がある人、糖尿病のある人は、暑さを感じにくくなり、熱中症になっていることを気付きにくいんだそうです。

加えて汗をかきにくくなって、体内の熱を外へ逃がすことができなくなっているので、症状が重症化するケースが多くなるとか…。

熱中症が起こる原因は「体温の上昇と脱水状態」なので、こまめな水分補給と室内の温度・湿度の管理が予防のポイントになります。

ボクたちの体の中には、性別や年齢で差はありますが、胎児では体重の約90パーセント、新生児では約75パーセント、子どもでは約70パーセント、成人では約60~65パーセント、老人では50~55パーセントを水が占めていると言われます。

体重の約2%の水分を失うと「のどの渇き」を感じ、約3%の水分を失うと「食欲不振」「イライラ」「ひどい疲労感」が起こるようです。

ボクたちは尿、汗、吐く息に含まれる水蒸気などで、1日に約2.5Lの水分を失っている…と言われており、その分の補給が必要です。水分は食事の中にも入っているので、飲料として必要となるのは500~1000mLと言われています。

もし、熱中症が疑われた場合の対処としては

・風通しの良い日陰やクーラーの効いた室内など、涼しい場所への避難する
・衣服を緩め、心臓への血液の流れがスムーズになるよう、足を高くして寝かせる
・意識があり、吐き気や嘔吐がない場合は水分の補給を
・体を冷やして上昇した体温を下げる
・熱射病(Ⅲ度)が疑われたらいち早く医療機関へ運ぶ

とにかく、これからピークを迎える熱中症に対し、意識して水分補給をすることが大切です。