こんにちは。

「世界中医薬学会総合大会」でウチの母が症例を発表することになり、先月の22~25日の間、中国の丹東(たんとう)へ行っていました。

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丹東は中国の遼寧省南部に位置する地級市で、鴨緑江(おうりょくこう)を隔てて朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と接する国境の街。

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そんな丹東で行われた「世界中医薬学会総合大会」ですが、張(ちょう)先生、猪越(いこし)先生、杉村先生と一緒の参加…。本当に光栄なことです。

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発表は、「木鶏丹(もっけいたん)」という漢方薬の症例…。もちろん、ウチの母は中国語はダメですので、中医師の張先生が症例を中国語に翻訳され、当日の通訳もされました。

本人は少し緊張したようですが、本場中国の方々の前でよくやるな…と思います。

「木鶏丹」は「複方木鶏顆粒」という中国の処方をベースにした漢方薬。オリジナルの「複方木鶏顆粒」は、中国で承認されている唯一の肝ガンの腫瘍マーカーのAFPの値を下げ、肝炎、肝硬変、肝ガンへの効能が認められているのだそうです。

「木鶏丹」、「複方木鶏顆粒」の主薬である「雲芝(うんし)」と「核桃楸皮(かくとうしゅうひ)」は丹東辺りでしか採れない貴重な生薬で、満州族の秘薬として扱われてきたそうです。

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そんな中国の丹東からのお土産が「ホオズキ」?…。ただ、ボクの知っている「ホオズキ」とは少し違います。

花の咲いた後に六角状の萼(がく)の部分が発達して果実を包み袋状になり、熟すとオレンジ色になるのが「ホオズキ」だと理解していたのですが、これは白…というよりもベージュでしょうか。

それを、ボクの姪の「茉結ちゃん」が包みを開くと、黄色いプチトマトのような実が出てきました。

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「パクリ」、そしてこの表情…。

ボクも食べましたが、この「ホオズキ」…味は洋ナシのような上品な甘さで、全く酸っぱくありません。

一見すると「白いホオズキ」のような不思議な果物…ボクも「茉結ちゃん」も年齢は大きく離れていますが、初めての味です。