こんにちは。

今日、スーパーに行くと野菜コーナーに「七草」が並んでいました。

そう、1月7日は一年の健康を願う「七草粥」を食べる日…ということを思い出しました。

正月明けの風習として一般化していますが、一年の無病息災を願うだけでなく、一般的に「松の内」の最後の日とされるこの日に、「七草粥」を食べることは、正月の料理やお酒で疲れた胃腸を休める意味があります。

春の七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ…。


セリ(解熱、整腸)


ナズナ(利尿作用)


ゴギョウ(咳を鎮める効果)


ハコベラ(鎮痛・歯槽膿漏予防)


ホトケノザ(解熱・解毒作用)


スズナ(利尿・便秘解消)


スズシロ(食欲増進)

その他、ビタミン類も豊富なので、不足しがちな栄養補給にも一役買っていたようです。

でも、ウチには残念ながら「七草粥」の風習はありません…。美味しいのかどうか、味の判断がつきませんが、一度チャレンジしたいとは思っています。

中国では、旧正月の前日…日本でいう「大みそか」に当たる日に、ギョウザを食べるんだそうです。ギョウザの形が昔の中国の貨幣に似ているため、ギョウザを食べるとたくさんお金が溜まる…ということのようですが、ギョウザの具は肉ではなく、野菜なんだそうです。

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清の第6代の皇帝の乾隆帝(1711.9.5~1799.2.7)のギョウザの具は「五行草(ごぎょうそう)」なんだそうです。「五行草」とは、別名「スベリヒユ」「馬歯莧」と言う…いわゆる雑草です。

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「五行草」には、腸をキレイにする働きがあります。毎日ご馳走を食べながら90歳近くまで生きたのは「五行草」のお陰かもしれません…。

「七草」と「五行草」…体の中のデトックスの働きがあるのだと思います。