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「更年期」とは体が発育、成長したあと、成育期から老年期に変化する過程であり、卵巣機能が「旺盛→衰退→消失」と変化していく時期のこと。

月経の閉止する前後10年くらいの間に、精神的、肉体的に不快な症状に悩ませられる女性が多いことから、これを「更年期障害」と呼んでいます。「更年期障害」は、老化に伴うホルモン分泌の減少によって自律神経が乱れ、心身の不快な症状を起こす現象…と言えると思います。

精神的な落ち込み、イラつき、無気力、不安感、不眠…などの症状が。肉体的には疲労感、ダルさ、頭痛、めまい、ホットフラッシュ(突然のぼせて汗ばみ、その後で寒くなったりする)、肩こり、腰痛、微熱感、耳鳴り、脱毛、白髪、爪がもろくなる…などの症状が、75~80%の女性に多かれ少なかれ現れる…と言われています。

さらにホルモン分泌の減少は、動脈硬化をさらに進め、脳卒中や心筋梗塞、それに骨が折れやすくなる骨粗鬆症の発生を促し、「寝たきり」に発展することもあります。

アメリカやヨーロッパなどでは、エストロゲンでこれら閉経期の症状や病気の治療、予防をしています。しかし、外から注入したホルモンでは子宮内膜ガンの発病率が高くなり、乳ガンとの関連性も指摘されています。

中医学では「腎」がホルモン分泌と密接な関係があるとしています。「腎精」不足が老化の最も重要な問題であり、「腎精」が充実していれば、いつでも若々しさを保つことができると考えています。