こんにちは。

今、盛んに宣伝している「オーエスワン(OS-1)」。

一般的には「経口補水液: ORS(Oral Rehydration Solution)」と言われています。

「経口補水液」は食塩とブドウ糖を混合し、水に溶かしたもの。これを飲むと、小腸にから水分の吸収が行われるため、主に下痢、おう吐、発熱等による脱水症状の治療に使われます。

高齢者の脱水症状に注意が必要なんです。ボクたちの体の半分以上は水分です。赤ちゃんは70~80%ありますが、高齢者になると約50%。ほんのちょっとしたことでも脱水症状を起こしやすいんです。

もともと体内の水分保持量が少ないのですが、食事量の減少、あまり水分をとらない…。しかも、のどが渇かないなど、水分不足の認識能力がおとろえているので、気付きにくいんです。だから、脱水症状になりやすいんです。

高熱による発汗や下痢などで、ひどい脱水症状を起こした時は、水分補給がかかせません。体内の水は塩分(電解質)を含んでいるので、脱水を改善するためには、脱水の原因を取り除くだけでなく、失われた体内の水に近い「経口補水液」で補給する方がいいんですね。

今の時期、脱水症状からくる「熱中症」の予防にいいのではないでしょうか。

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「経口補水液」で大塚製薬の「オーエスワン(OS-1)」が有名ですよね。軽度から中等度の脱水症状の方の水・電解質を補給するのに適した「病用食品」です。

「病用食品」とは、特定の疾病のための食事療法上の期待できる効果の根拠が医学的、栄養学的に明らかにされているとして消費者庁が許可した食品です。

ボクは飲みましたが、ポカリスエットに比べると塩分を強く感じました。

「熱中症対策で水分を摂っているはず…」という人が、熱中症になっている。それは、ただ水分を摂っていただけなので脱水の改善にはなっていなかった…。塩分が不足すると「めまい」「脱力感」「筋肉のけいれん」などが起こるようです。

「経口補水液」は身近な成分でできているので、自分でも作れるんです。

水:1Lに対し、砂糖:40g(大さじ4と1/2杯)と塩:3g(小さじ1/2杯)の割合なんです。簡単に作れるんです。美味しいかどうかは分かりませんが…。自家製「経口補水液」作ってみてはどうでしょう!