• 中医学、ネコ、日常をつづるブログ

リーキーガットと皮膚病…2017年度スクーリング

こんにちは。

中医皮膚病IP講座の2017年度スクーリングの「リーキーガットと皮膚病」、新潟の・ときのや薬局の金井先生によるお話…。「リーキーガット症候群」は、ボクにとってタイムリーな内容です。

先生は5~6年前から「リーキーガット症候群」に注目されていたのですが、それとボクたちが中医師の劉桂平(りゅう・けいへい)先生から教えていただいている「食養生」がリンクした…ということからより問題視するようになられたそうです。

「ちゃんと拒絶できているの?」「腸のセキュルティーはどうですか?」いうことが、今回のテーマののポイントです。

ボクたちの消化管は「ちくわ」の構造に似ていると言われています。口~肛門までは体の外側…「ちくわ」の内側も体の外側です。「皮膚のバリア」「消化管のバリア」で、変なものを入れない・取り込まない…というセキュリティがちゃんと働く必要があります。

つまり「リーキーガット症候群」は、内側のセキュリティが甘くなっている状態…と考えられます。ただ、これには検査法もなければ治療法も確立されていないため、中医学的にも治ったかどうかのエビデンスはないのが現状です。

「リーキーガット症候群」になる原因として、食べ過ぎ、飲み過ぎ、化学薬品、抗生物質、食物繊維不足、ストレス、睡眠不足などを挙げられ、それにより腸内細菌のバランスが崩れ、炎症物質や悪玉菌などにより、バリアが攻撃され緩んでいくことから、「穴がガーゼのメッシュからザル状態」に広がってしまいます。

西洋医学的には、砂糖、小麦粉の中のグルテン、薬(NSAIDS・抗生物質・ステロイド・制酸剤・ピルなど)、アルコール、カフェイン、食品添加物、辛い物、乳製品、トランス脂肪酸とωー6油…などが避けるべきもの、開けるもの…と言われています。一方で、骨ごと煮込んだスープ、発酵食品、蒸したり茹でたりした野菜、良い油(ωー3油・ωー9油)、消化酵素などは治す食材と言われています。

しかし、薬に関しては血液中に入って効果を発揮するので、必要なときには使用し、なるべく使わないで済む体になることを目指すべきです。

先生は、食べる「もの」だけではなく、その「食べ方」も重要だとおっしゃいます。「1口30回噛む」「口の中のものを、水分で流し込まない」「胃の中は37℃キープ」「夕食~就寝は4時間空ける」「食品の箱の裏をチェック」「食事は美味しく楽しく」「便秘解消」…などを、実際に食事指導されているそうです。そのお話を聴いて、ボク自身反省するところです…。

また今回、胃腸を重視した、尋常性乾癬、ニキビ、脱ステロイド(リバウンド)の3例の症例を紹介されました。

その中で一番驚いたのが、脱ステロイドの症例…。病院でステロイドの内服・外用、免疫抑制剤の内服が処方されていたが自己判断で全て中止、その後リバウンドを起こした後からの症例です。内服のステロイド、免疫抑制剤…と使用されている内服薬をみると、かなり重症の部類であることが分かります。始めは漢方薬で少し回復、でも経済的な問題で途中から食養生のみ…。徹底した食養生、就寝時間を早める…などの生活面を改善され、2年後に来局されたときにはキレイになられていたそうです…。

最後に、「皮膚を治す=全身を治す」ということ。胃腸が治る、食事が治ることは、皮膚病が治り、未病を治す…ことにつながると「脾胃が強くなれば内臓が強くなる、内臓が強くなれば、身体が強くなる」という劉桂平先生の言葉を紹介されました。

改めて、深く掘り下げた食養生の大切さを勉強させていただきました。

金井先生、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。