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こんにちは。

いきなりですが、毎日うんちは出ていますか?

「うんちは腸からの手紙」 便には腸内の状態を推測できる情報がいっぱいです。例えば、便の色、ニオイ、形、硬さ、量などです。

穀類、野菜中心の食事だと便は酸性で黄褐色なのですが、肉食中心の食事だと便はアルカリ性で黒や茶色になります。悪臭を放つガスはタンパク質が腸内の腐敗菌によって発生します。お肉ばかりの人は、そのような腸内環境です。逆に、デンプン、繊維質を多く摂っている人はあまり臭くありません。また、水分量も70%位ではコロコロ、カチカチで75~80%位ではバナナ状、90%では水状になります。

うんちは健康のバロメーターで、まとめると、良いうんちとは「黄色っぽい」「ほとんど臭わない」「バナナ状」「硬すぎず柔らかすぎず」「バナナ大で2~3本」ということになります。

人の腸には100種類、100兆個の腸内菌が存在しています。人の細胞が60兆個もすごいけど、それよりもすごい数ですよね。想像がつきませんよね。

腸の中に住む菌にはビフィズス菌、乳酸桿菌、乳酸球菌などの「善玉菌」、バクテロイデス、大腸菌、ユーバクテリウムなどの「日和見菌」、ウェルシュ菌、フラギリス菌、クロストリジウムなどの「悪玉菌」がいます。最も健康的な割合として、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7だと言われています。日和見菌は環境に応じて善玉菌にも悪玉菌にもなります。なので、常に腸内環境に気を付ける事、これはとても大切です。

ですから、食養生はとても大切という事がお分かりいただけたと思います。

悪玉菌を増やす原因としてストレス、運動不足、肉食中心の食事、食生活の乱れ、抗生物質の服用、お酒や喫煙があげられます。自分も昔、焼き肉を食べに行った時についつい注文し過ぎ、食べ過ぎたことがありました。今まで毎日バナナ状の便だったのが、その時は本当に便秘になってしまいました。しばらくの間、不調で悩まされた事を覚えています。お恥ずかしいことですが、自分はそのような失敗をしてしまいました。

また、病院へ行くと抗生物質が良く処方されますよね。勿論、症状によっては必要なお薬です。ただ、非常に強い殺菌力を持つ抗生物質は、腸内の善玉菌も悪玉菌も区別なく殺してしまいます。抗生物質の長期の服用は腸内のバランスを崩す事があります。長期の服用は抗生物質の耐性菌を作るだけでなく、腸内環境のバランスをを崩す怖さもあるのです。

腸内環境、しっかり考えてみませんか?