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目にいい生薬としてよく知られている「クコの実」…。

クコの実は、「本草綱目」では「長く食べ続けると骨は丈夫になり、体は軽やかで老けにくく、寒さや暑さに強くなり、不足した精気が補われ、美顔、美肌、明目安神によく、人を長寿にする」と記されていて、「神農本草経」では「上薬」に分類されています。

加齢に伴う生理現象である老眼…。代表的な目の病気である「白内障」「緑内障」「加齢黄斑変性症」の主な原因は「活性酸素」が体内に多く存在していることが関連している…と言われています。

「活性酸素」はストレス、睡眠障害、過労、タバコ🚬やお酒、紫外線などによって増えます。

クコの実には、目の疲れ対策で注目を集める抗酸化物質「ゼアキサンチン」などが多く含まれていることから、今注目されています。

目の黄斑部は光の焦点となり黄斑細胞は、常に酸化による負荷や損傷を受けやすい部分…。そのため加齢に伴い黄斑変性症のリスクが高まります。「ゼアキサンチン」 は目の網膜に含まれるカロテノイドの一種であり黄斑中央部において「ゼアキサンチン」は主要な構成物質なので、その積極的な摂取が推奨されているわけです。

また、白内障予防にも「ゼアキサンチン」が有効とも報告されていますし、パソコン・スマートフォンのLEDによる青色の波長の光による目の損傷にも非常に期待されています…。

漢方薬としては、「飲む目薬」として高い効果がある「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」に入っていて、眼精疲労、加齢からくる目の障害の改善に効果が期待できます。