こんにちは。

台風3号が今朝、長崎市付近に上陸、昼頃に愛媛県に再上陸しています。

山口も多くの学校が休校になったそうですが、ウチの周りは雨が少し降ったくらいで、ほとんど影響はありませんでした。

7月に台風…というと、もうすぐ2周年になる「だるま鍼灸院」のオープンのことを思い出します。

オープン当日に山口直撃の予報が出ていたのですが、前日に風が強かったくらいで大きな被害もなく、当日は晴れ間の見える曇り空…無事オープンできたのを覚えています。

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そんな台風は「低気圧の塊」…と言われています。

ボクたちの周りの気圧(外圧)が低くなると、相対的に体の外に向かう圧(内圧)が強くなることから、色々な不快な症状が現れます。

山の山頂でポテトチップスなどの袋が膨らむ…という経験をされた方もいらっしゃると思います。袋の中身は地上の空気が地上の気圧で入っているのに対し、山の上の低い気圧の下(外圧)では、高い気圧(内圧)の空気が袋を押して膨らむわけです。

ボクも昔、富士山登頂のときの荷物に「サッポロポテト」がありましたが、破裂はしなかったけど、パンパンに膨らんだのを覚えています。ですからボクたちも一緒で、気圧が低いと浮腫んだり、頭痛が起こることもあります。

台風が来ることによる「気圧の変化」により、体にかかる物理的な負荷によって、血管が圧迫や拡張して血流などが変調をきたして起こります。低気圧になるのは、高い山に登る…軽い高山病になることに似ています。

このような急な気圧の変化によって起こる体調変化は「気象病」と呼ばれているようです。

低気圧のとき、雨☔の日や曇り☁…湿度が高いわけです。湿度が高い…ということは、中医学では「湿邪」の影響が起こりやすいと考えられます。

自然界では「湿度が高くて風がない」状態…人間の場合では「湿度が高いと気の巡りが悪くなる」と考えられます。「風=気の巡り」ということですが、気の巡りが悪くなることで「水毒」「瘀血」が引き起こされます。