こんにちは。

7月6日~8月27日、山口県立美術館で行われている、華麗なるフランス絵画「ランス美術館展」に行って来ました。

ランス美術館はフランスの古都…シャンパン醸造の本場としても有名な街の中心にあります。シャンパンで財を成した人々が収集したコレクションをもとに、1913年に開館した歴史のある美術館です。

とりあえず、山口県立美術館でやっている催し物は全く興味がないもの以外は行ってみよう…というスタンスでいるので、今回も始まってすぐの日曜日、早速行って来ました。

さすがに、この前にあった「スタジオジブリ・レイアウト展」のような混雑はありませんでしたので、ゆったりと観ることができました。

作品のほとんどが油彩画…17世紀のものから20世紀の最近のものまで、作品の年代が幅広かったのですが、薄学のボクでも知っている画家の作品もありました。

その中で、20世紀の日本人芸術家「レオナール・フジタ(藤田嗣治)」の作品が2階のフロア全体に展示されていました。

「レオナール・フジタ」はフランスに帰化し、カトリックに改宗…レオナルド・ダ・ビンチ、聖フランチェスコ、ルネ・ラレー…と敬愛する3人の名前に因み洗礼名は「レオナール・フランソワ・ルネ」だそうです。

世界的にも評価の高い画家ですが、作品よりも「おかっぱ・ちょび髭・丸眼鏡」のイメージが強過ぎて、実際にどんな絵を描く画家なのか良く知りませんでした。

初めて本物の絵を観て、そのタッチに触れて、その良さが分かったような気がします。ボクの好きな感じの絵です。ちなみに、ネコを題材にした作品もありました…。

中には、ランスにフジタが1966年に建立した「平和の聖母礼拝堂」に描かれた壁画の紹介と実際のデッサンが展示されていましたが、集大成のようで素晴らしかったです。

今回、作品数はそれ程多くはなかったですが、一部「吹き出し💬」のような説明で紹介してある作品があり、見せ方を工夫されていました。斬新で面白かったです。