こんにちは。

夏を健康に過ごすためには、「自律神経」のバランスを整えておくことが大切…。

ボクたちの体を構成する60兆個の細胞に栄養や酸素を運ぶ血管の長さは「地球🌍2周半」とも言われています。この気の遠くなるほどの長さの血管の全てを調節しているのが「自律神経」であるので、いかに重要であるかが理解できると思います。

「自律神経」は体内環境を快適な状態に保つために、休む間もなく働いています。

夏の高い気温で温められた体から「熱」を取り除くために、皮膚表面に血液が集まってきて、「副交感神経」が血管を緩めることで、血液が溜まりやすい状態を作り出しています。そして、血液中の過剰な「熱」は体外へ放熱されます。

また、発汗により皮膚が冷却されることで血液中の「熱」も冷却されます。

もし、血流が悪ければ「熱」は体の中にこもったままとなりますし、汗は血液から作られるので、汗もかきにくくなります…。結果、「夏バテ」が起こりやすくなります。

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「自律神経」は「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経の働きとバランスにより維持されています。

40歳を過ぎると、「副交感神経」の活性が衰えてしまうため「交感神経」優位となってしまうそうです…。「副交感神経」の活性が衰えると、血管を緩ませづらくなることが、「夏バテ」につながると言われています。

筋肉には血管が豊富ですが、筋肉量の低下した高齢者は血液量が少なくなるため、体内の水分量も少なくなる…と言われています。そのため、高齢になると放熱や発汗…がますますしづらくなるわけです。

「夏バテ」の原因として他に、ミネラル不足、栄養素の欠乏などもありますが、「自律神経」の働きを整え、良い「血流」を維持しておくことは大切になってきます。

食事からの栄養補給、冷たい食べ物、飲み物を控え、適当な運動、しっかり睡眠時間をとる…といった規則正しい生活が大切ですが、漢方薬や自然薬で体調を整えることもおススメです。