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目の健康を脅かす「熱🔥」

こんにちは。

スマートフォンの普及によって、若い人たちの間に急速に「スマホ老眼」と呼ばれる目の深刻な症状が広がっているそうです。

「心の窓」と言われている目👀は、老化の影響を受けやすく、病気にもなりやすいデリケートな器官です。

中医学の立場から考えて、目の健康を脅かす最も危険な因子は「熱🔥」であると思います。

足は温めると気持ちはいいですが、目は逆に「熱」を嫌い、「熱」をもつと目ヤニが出たり、各種の炎症を引き起こします…。

目に有害な「熱」には、「外因」によるものと「内因」によるものとあります。

「外因」による「熱」は、ウイルスや細菌によるものであり、中医学では「風熱(ふうねつ)の邪」と呼んでいて、結膜炎、角膜炎、ものもらい…などの目の急性炎症を引き起こす原因となっています。

一方、「内因」によるものは、ストレスと関係が深いです。

ストレスが体内の「気」の流れを阻害し、その「気」が局所に停滞してしまうと、「熱」が出てきます。この「熱」は、特に肝臓にたまりやすく、「肝熱(かんねつ)」と呼ばれます。「肝熱」は高血圧の原因になるだけでなく、緑内障や網膜炎などを引き起こす元凶ともなります。

「風熱の邪」を駆除するやり方は、「辛涼解表」という、カゼの治療法とよく似た方法が用いられます。菊花(きくか)、金銀花(きんぎんか)などの生薬などが使われます。

「肝熱」を冷ます方法に対しては「清肝明目法」があり、熊胆(ゆうたん)、鯉胆(りたん)などの動物の「胆のう」がよく使われます。

その他に、石決明(せっけつめい)、決明子(けつめいし)、車前子(しゃぜんし)、菊花などの生薬も…。

菊花
菊の花のことで、中国では目が疲れたときにお茶として飲まれます。目の疲れや老化による目の乾燥、かすみ目によく、「肝気」の上昇を鎮めて頭に上った「熱」をとり、目の充血や花粉症などのアレルギー、感染症による目の炎症と痒みを抑えてくれます。「風熱の邪」にも使われますが、近年の研究で血圧を下げる働きがあるとされ、めまいやふらつき、頭痛の症状を改善させます。

石決明
アワビの貝殻の内側の光沢のある部分で、飛蚊症やかすみ目、夜盲症、視力低下などに利用されるほか、血圧降下作用も認められています。

決明子
日本ではハブ茶として知られるエビスグサの種。目の充血や痛み、涙目、視野狭窄などの目の疾患や、高血圧、高脂血症、便秘などにも利用されます。

また、「飲む目薬」と呼ばれる「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」は、疲れ目や視力減退に効果のある漢方薬もあります。

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