こんにちは。

10月20日~12月10日まで山口県立美術館で行われている、創建1250年記念「奈良 西大寺展~叡尊と一門の名宝~」に行って来ました奈良時代、聖武天皇の後を継いだ娘帝・称徳天皇が、「鎮護国家」を願い創建した「西大寺」。

本展では、創建1250年記念を迎えた「西大寺」と、近畿、関東、中国、九州地方の真言律宗ゆかりの寺院に伝わる彫刻・絵画・工芸品など、奈良時代~江戸時代までの優れた仏教美術約80件が紹介されています。その中には、国宝7件、重要文化財39件が含まれているんだとか…。

山口の「周防国分寺」「長門国分寺」からの出展もありました。その中に「極秘豊心丹調合法」なる処方が書かれたものが…。

普段は書いてある文字が読めないため真剣には見ませんが、門外不出の処方ということ、丁子、白檀、川芎、甘草、桔梗、木香、藿香、人参、縮砂…知っている生薬だったため、思わず食い入ってしまいました。

仏教美術に関して詳しくないので分からないことが多いですが、「いいものを見せていただいた」…というのは凄く感じました。

18歳以下は「無料」のようで、大人の中に混じって子どもの姿も多く見られました。

今回のコレクション展は入れ替えのため閉鎖されていました。10月31日~12月10日まで、先日ニュースにもなった雪舟幻の1枚「倣夏珪山水図(ほうかけいさんすいず)」が特別披露されるのだそうです。

なので、山口県立美術館に行くのであれば、10月31日以降に行かれた方がお得です。ボクはそのうちまた行くと思います…。

もっと言うと、特別展示の「奈良 西大寺展~叡尊と一門の名宝~」にも11月21日~12月10日の期間限定公開のものがあるので、全部を1回で観ようと思えば、11月21日以降がいいかもしれません…。

提携している山口県立萩美術館・浦上記念館では何をやっているのだろう…そんなことが頭をよぎりました。調べてみると特別展示は「プリティー❤プリント 江戸の花鳥版画展」で、期間は本日まででした。

四季折々の草花や樹木に、小鳥をはじめ小動物や昆虫、魚などを取り合わせた絵画を「花鳥画」と言うそうですが、美人画、役者絵、風景画が多い浮世絵ですが、今回は「花鳥画」だけを集めた作品展、その中に伊藤若冲の作品もある…ということで、面白そうなので行くことにしました。

数々ある作品の中でも、ひときわ目を引いたのが、歌川広重、葛飾北斎、そして伊藤若冲。花鳥版画に描かれた、かわいい動物やカラフルな花々が印象的でした。

今回、山口県立美術館と山口県立萩美術館・浦上記念館に行き、美術館巡りの1日となりました。