こんにちは。

空気も冷たく感じるようになり、日に日に寒くなってきました。

ウチに来られるお客様の中には、「今日、病院でインフルエンザのワクチンに接種をした…」という話もチラホラと聞くようになりました。インフルの予防接種は例年11~12月に多くされているので、これからもっと増えてくることでしょう。

ただ、今冬のワクチン供給量の見込みが昨年を下回るため、医療現場では早くも不足感が出ているそうです。今期はワクチンの製造に使用する株が製造過程で変更となり、すでに製造に入っていた分が使えなくなったのだとか…。

ウイルスがいざ入ってくると、これを無力化するのがワクチンの役目です。合理的な手段かもしれませんが、ワクチンはウイルスによって通用したりしなかったり…ということもあるため、過信はできません。

インフルエンザに罹らないようにするに重要なのは、水際で食い止めること。うがい、手洗いはもちろんのこと、バランスの摂れた食事、十分な睡眠もそうです…。

それと、インフルエンザ予防におススメしているのが「板藍茶(ばんらんちゃ)」です。お隣の中国では、昔からインフルエンザやカゼが流行する季節になると、生徒たちに「板藍根(ばんらんこん)」を煎じたお茶(板藍茶)を飲ませる習慣があります。

ウチの薬局では、ご家族で予防としてこのお茶を飲んだり、うがいしていただいています。小さいお子様から安心して飲めますので、若いお母さんにも好評で、「学校でまわりの子がかかったけど、ウチの子は大丈夫!」とよく聞きます。

先月の中国の湖北省・武漢(ぶかん)での中国研修…。もともと決まった予定とは別に、薬局で買い物をする時間が少しありました。やっぱり本場中国…OTCと言えどもほとんどが中成薬。中成薬…とは、中国漢方が製剤(商品)になっている状態のことを言います。

「漢方薬の名前は難しい漢字ばかりでよく分からん…」とおっしゃる人もいますが、漢方薬の名前には意味があり、漢方薬の命名の法則がちゃんとあるので、知っていると名前だけで効能効果が予想できることもあります。

一緒に行った先生方、興味深々で薬局で売られている中成薬を見ていました。

そんな中、やっぱりありました😆「板藍根顆粒」‼️「板藍茶」と同じ「板藍根」を煎じたエキス剤で、袋に入っている感じも似ています。

こっちも「板藍根顆粒」⁉️箱に描かれた女の子…日本のあのキャラクターによく似ています🔍。

それはさておき、どの薬局でも「板藍根」は中国では売っていて…中国国内で「板藍根」は当たり前のように使用されているのをこの目で見ることも発見でした。