こんにちは。

山口中医薬研究会で「婦宝当帰膠の工場視察」のお話をさせていただきました。

「すべてのご婦人にとって宝物のような中成薬(中国漢方)」という意味を込めて「婦宝当帰膠」と命名されたそうですが、甘くて美味しい😋中成薬として、若い人からご年配まで、幅広い年代層の女性に愛用されています。

女優・歌手の小泉今日子さん、モデルの美香さん、2007年ミス・ユニバース世界大会優勝者の森理世さん、女優の岩崎ひろみさんなど、数多くの方が女性誌やブログなどで紹介されているようです。

「婦宝当帰膠」は1978年に発売され、来年で40周年を迎えます。

そして、これまでに発表された実験結果には

①血を増やす作用
②体を温める作用
③鎮痛消炎作用
④女性ホルモン調整作用
⑤卵巣機能改善・卵胞発育促進作用
⑥子宮内膜の改善作用
⑦子宮痙攣収縮の緩和作用

など、多くのエビデンスがあります。

「婦宝当帰膠」と同じようなものが他メーカーから発売されています。

ただ真似して作っても、原材料や配合が一緒でも、製造技術の差で全く同じようにはならないハズです。レシピ通りに作っても、一流シェフのようにはいかない…のと同じだと思います。

実際、それらを飲み比べた人に聞いてみると、味が全く違うと言います。

「婦宝当帰膠」を製造している「中聯製薬廠」は、400年以上の歴史をもち、中国の衛生局から数々の表彰をされ、製品は高い品質を持つトップメーカー。今年の10月に中国・湖北省の武漢にある工場視察に行かせてもらい、中央コントロール室でコンピュータで全て温度などが管理されているのを見てきました。特に主薬となる「当帰」は揮発成分が多いため、煎じる温度、抽出時間などが効き目に左右するのではないかと思います。長年の経験が味以外の「効能効果の違い」にもつながっているのでは…。

そんなこともあるので、「婦宝当帰膠」のエビデンスがそのまま他メーカーのものに当てはまるか…と言うと、それは微妙な気がします。