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「婦宝当帰膠」の薬理研究

こんにちは。

来年40周年を迎える「婦宝当帰膠」。

「婦宝当帰膠」の効能効果で、効き目を感じるものの上位は「冷え症」「生理痛」「生理不順」「貧血」の順番で、「効果が早い…」と感じるのは突出して「冷え症」が多いのだそうです。

効能効果以外では、「不妊」「美容」「便秘」が多く、その他に「しもやけ」「疲れ」に効き目を感じている…という結果でした。

実際、発売されて40年経つわけで、様々な研究が行われ、また、新たな臨床実験も取り組まれています。

その中での、中国・華中科学技術大学教授の曽凡波先生による「婦宝当帰膠」の薬理研究の報告。

①貧血に対する作用
実験で使われたマウスの赤血球、ヘモグロビンの値が明らかに改善され、行動も元気に活発に動きまわり、毛並みもツヤが出てキレイになった。養血補血、体力回復が認められた。

②鎮痛作用
痛みを表すマウスの体の縮みと振りが顕著に減少し、鎮痛作用が認められ、また投与量の増加につれて鎮痛効果が強くなった。

③性腺軸ホルモン分泌に対する作用
FSH・LHなどのホルモン分泌が盛んになり、性腺軸に対する促進作用が認められた。なお、エストロゲン(E2)、プロゲステロン(P4)に対する直接的な影響は少なく、「婦宝当帰膠」はホルモンのバランスを調整することが示唆された。よって、E2に依存性のある子宮筋腫や子宮内膜増殖症にも「使用可」が証明された。

④子宮炎症に対する作用
モデルラットの子宮組織において、炎症性細胞の浸潤、分泌腺の増加、小血管の充血などが「婦宝当帰膠」の投与により顕著に改善された(炎症性細胞が消え、分泌腺が減少し、小血管の充血もみられなくなった)。子宮の炎症に対する「婦宝当帰膠」の抑制作用が示された。また、炎症性子宮内膜の中の プロスタグランジン F2α(PGF2α)の分泌が抑制された。これは月経痛の緩和にも大きく寄与。

⑤子宮内膜症に対する作用
子宮内膜症のモデルラットに30日間「婦宝当帰膠」を連続投与した結果、異常な子宮内膜は半分以下に縮小した。また、上皮細胞が萎縮し、間質細胞が少なくなり、炎症性細胞の浸潤もほとんど見られなくなった。「婦宝当帰膠」の子宮内膜症に対する効果が確認できた。子宮内膜症に伴うホルモンの異常に対して一定の調節作用があることが示唆された。これらの作用は卵胞成長と排卵の促進や、流産の予防などに大きな効果がある。

⑥クロミッドによる内膜異常に対する作用
クロミッドを連続投与のマウスの子宮壁も子宮内膜も厚くなり、上皮細胞がキレイに並び、分泌腺も顕著に増えた。これは「婦宝当帰膠」の養血活血作用による。

⑦耐寒作用
厳しい寒冷環境の中で、「婦宝当帰膠」を投与したマウスは生存時間が明らかに延びた。この結果、冷え改善効果があるだけでなく、気血を補うことで寒冷に耐える生命能力の向上にも寄与する。

⑧子宮平滑筋の収縮に対する作用
「婦宝当帰膠」は子宮の平滑筋の収縮、けいれんを緩和する作用が示された。つまり、子宮の収縮・けいれんによる月経痛に対する鎮痛効果、子宮の収縮に伴う胎動不安に対する安胎効果が期待できる。

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