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胃腸の調子を整え、滋養強壮効果のある「山薬(さんやく)」

こんにちは。

ボクたちが普段食べている食材には様々な効能があり、生薬として活用されているものが多くあります。

古くから滋養強壮の野菜と知られる山芋もその1つ。山芋は中医学では「山薬(さんやく)」と呼ばれ、虚弱体質の改善や消化不良、慢性の下痢などの症状に用いられています。

日本でも山芋は体力を強化する食材、精がつく食材として知られています。

アトピー性皮膚炎などの肌の症状には、「肺(呼吸器系・皮膚)」「脾(消化器系)」「腎(ホルモン系)」が密接に関わっていますが、特に胃腸が弱いタイプの人は、バランスのよい食事を心がけても、消化吸収が低下しているため栄養が十分にとれないことが多いので、まず胃腸機能をパワーアップすることが大切です。

山芋にはスキントラブルに関係のある「肺」「脾」「腎」の働きを高める作用があります。

山芋には「アミラーゼ」や「ウレアーゼ」などのでんぷん分解酵素が多量に含まれているため、調理せずに生で食べられる利点があり、しかも一緒に食べたでんぷんの消化を助けるので、胃弱体質の人や消化機能が低下したときに適した食べ物…。単品で食べると消化の悪い麦飯に、山芋をすりおろしたとろろを組み合わせた「麦とろ」は、理にかなった昔の人の知恵が隠されているわけです。

昔から「ヌルヌルするものは精がつく…」と言われています。山芋の粘り成分は「ムチン」で、胃壁や鼻などの粘膜を潤して保護・修復して丈夫にする働きがあるため、胃炎や胃潰瘍、カゼなどの予防や改善に役立ちます。この「ムチン」には、タンパク質を分解する酵素が含まれているため、一緒にとった食べ物のタンパク質の消化吸収を高める作用も持っています。

粘り成分はその他、糖の吸収をゆるやかにしたり、糖を体外に排出したりして、血糖値を下げる働きがあるとも言われています。

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