こんにちは。

春はお花見など、自然とのふれあいが楽しい季節ですが、心や身体の不調を感じやすい頃でもあります。昔の人は、こういった体や精神に変調の来しやすいこの時期を「木の芽時」と言っていました。

体がだるい、頭が重い、何もする気がしない…など、体調不良を感じることが多いようです 。何となく体調が悪いという、「不定愁訴」が出やすくなります。

ボクたちの体には情報伝達の役割を担っている神経が網の目のように張り巡らされ、無数の細胞や組織とつながっています。中枢神経に属する自律神経は、心臓の拍動や呼吸、消化、発汗、体温調節、代謝、生殖、内分泌(ホルモン)系など、生命を維持するために必要な機能をコントロールしています。

この自律神経は自分の意思とは無関係に体の機能を調整しているのですが、非常にデリケートであるため、外部の刺激や感情の起伏に影響されやすい…と言われています。

春は植物が芽吹く季節であり、暖かくなって「陽気」が上昇するとき。春の季節の特徴である気が昇り始めるのと同じように、ボクたちの気も上昇しやすくなります。

また、春は気温が安定せず、気温差が激しいことが体にとってのストレスになることがあります。そして、就職、転勤、引越しなど、仕事や人間関係の変化が精神的なストレスとなることもあり、身体的、精神的ストレスが加わることで気の巡りが悪くなり、自律神経の乱れを引き起こします。

気をコントロールすることができなくなると、体がだるい、頭が重い、何もする気がしない…などの症状が出ることがあります。検査をしてもこれといった原因が見付からないこれらの「不定愁訴」。一般病院を訪れる人の多くは、この「不定愁訴」に悩まれていると言われています。特に女性の体はとてもデリケートですので、自分では気がつかない程度のストレスでも敏感に感じ取ります。

こんなときに、おおススメしたいのが「逍遥丸(しょうようがん)」「開気丸(かいきがん)」「シベリア人参」のような、気の巡りを良くし、自律神経のバランスを取り、ストレスに負けない体を作る漢方薬です。

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特に、「シベリア人参」は、精神安定・鎮静・安眠・自律神経調節などの働きがあり、ストレスを受けた場合、速やかに適応できるように調節する働きがあることから、ストレスを受けやすい環境や状態にある人が、普段から使用していると病気になりにくくする体をつくることができることで、注目されています。ストレスの多い現代社会に欠かせない「メンタルハーブ」です。