こんにちは。

連日ニュースなどで取り上げられている「手足口病」、「夏カゼ」の1つです。

保育園や幼稚園で感染し、家庭内で感染する…という経路だそうで、複数のウイルスによる感染で、感染してもまた次をもらうことで中には長引く子も。

例年6~8月にかけて流行のピークがみられますが、秋から冬にかけて多少の発生がみられることがあります。数年おきに大きな流行がみられるようですが、今年は特に多いとされ、今からさらに増えることが予想されます。

「手足口病」の特徴は、手や足、口の中に水疱ができ、のどの痛みを伴うことがある。発熱(38℃以下が多い)は微熱程度で、1~3日で下がる。乳幼児に多い。

年齢別の患者数で見ると、生後6ヶ月以降に増え、1歳をピークに、その後徐々に減って行き、学校に通う年齢になると、際立って少なくなることが知られています。

子どもに多い理由は?

生まれたばかりの赤ちゃんは、母親から胎盤を通して免疫物質を受け渡されるため、実際の免疫力は大人と同じくらい。ところが、その免疫物質は徐々に減っていき、3ヶ月から半年くらいで底をついてしまうそう。そのため、生後6ヶ月くらいから、自分でつくる免疫物質の量がある程度増えてくる3歳前後までは最も免疫力が弱く、様々な感染症にかかりやすくなります。

多くの感染症は一度かかると免疫ができてかかりにくくなりますが、子どもは大人と比べると免疫力が弱い上、特に乳幼児は生まれて初めて出会うウイルスや細菌ばかりなので、様々な感染症にかかってしまいます。

子どもの感染症の特徴

ウイルスや細菌などの微生物が体内に入って増殖し、何らかの症状を出す病気を感染症と言います。多くの感染症は、一度かかると免疫ができてかかりにくくなりますが、子どもは大人と比べて免疫力が弱い上、特に乳幼児期は生まれて初めて出会うウイルスや細菌ばかりです。そのため、様々な感染症にかかりやすいのです。

子どもの感染症には「手足口病」のほか、はしか、風疹、水ぼうそう、インフルエンザなど多くの種類がありますが、主な特徴は次の通り。

  • 発熱や発疹(皮膚にできるブツブツ)を伴うものが多い
  • 高熱や下痢など強い全身症状が出現しやすい
  • 症状が急変しやすい
  • 合併症を起こしやすい

感染症を防ぐための対策

最も手軽でしかも効果的な対策は、外出後のうがいと手洗いの習慣をつけさせること。これは、大人にも言えることです。また、汚れた手で目をこすらない、タオルは1人ひとりが専用のものを使うことです。夏場はプールの水を介して感染することも多いので、プールの後のシャワーと目の洗浄も。

ウイルスや細菌に対する抵抗力をつけるためには、十分な睡眠と栄養バランスの良い食事、規則正しい生活を送ることです。

中医学で考えるウイルス・細菌感染

中医学では、ウイルスや細菌の感染は「温病」に属します。「温熱論」では「温邪上受、首先犯肺」と記載されているように、「温邪は上(鼻・のど)から受け、まず肺に入る」わけです。つまり、ウイルスは鼻腔やのどから感染するため、のどは予防の第一線…というわけです。

ウイルスは飛沫より感染し、抵抗力が弱いと、鼻・のど・気管支粘膜にウイルスが付きやすく、発病しやすい環境です。そのため、「肺」とつながっている鼻・のど・気管支・皮膚の粘膜を潤した状態にし、元気なバリア機能を保っておくことが大切です。

「板藍茶」と「LEM」

予防は、鼻・のど・気管支などの「第一防衛ライン」をしっかり守ること。

おススメなのが「板藍茶」。ホソバタイセイというアブラナ科の植物の根を乾燥させた生薬。インフルエンザやカゼなど「冬に流行する感染症」の予防に効果をあげていますが、基本的にウイルスに対して有効。「手足口病」など「夏に流行する感染症」の予防にもおススメです。

また、免疫力に働きかけ、抗ウイルス作用の認められた「LEM(シイタケ菌糸培養培地抽出物)」も…。同じく基本的にウイルスに対して有効なのと、小さい子どもでも安心して飲めて、病気の回復も早い。おススメです。