こんにちは。

この10日と11日、兵庫県は有馬温泉の「兵衛向陽閣」において中医皮膚病専門講座の「2019 山茶花 第1回グループミーティング」&「2018 広州研修まとめの会」があり、参加してきました。

有馬温泉に行くのは初めて。連休ということと、春節を迎えたことと、有馬温泉は観光客で賑わっていました。

ボクの「山茶花クラス」は年に2回しか勉強会がないのと、ボクの参加していない「中国・広州研修」の症例が聴けるので、行くことにしました。

「兵衛向陽閣」を事前に調べてみると、 なかなか敷居の高いお宿のようですが、 こういうことでもない限り行くこともないので、ちょっと楽しみにしていました。

聞くところによると、この 「兵衛向陽閣」 、SMAPの5人で最後に泊まった宿として有名なのだとか。「SMAP × SMAP SMAPはじめての5人旅スペシャル」で放送され、いわゆる「聖地」のような場所でもあるみたいです。それも、泊まった部屋は勉強会の会場のすぐ側。歴史も古く、増築増築で迷路のような旅館でした。

それは置いといて、1日目は4月に東京での開催が予定されている「第4回世界中医学連合会アジア太平洋地域中医薬サミット」「日本中医薬研究会第15回全国大会」「第2回国際鍼灸大会」「世界中医薬学連合会 生殖医学専門委員会年会」「 世界中医薬学連合会 皮膚科専門委員会年会 」のスケジュールと案内が。なかなか凄い先生が来られるそうです。凄い先生が「凄い」と言うのだから、「凄い」ことは間違いないです。

その後、2018年の11月の「中国・広州研修」の外来と入院の患者さんの症例を楊達先生が解説。処方の意図や特徴、生活指導などを細かく説明して下さいました。湿疹、脂漏性脱毛、脂漏性皮膚炎の症例が多かったですが、「皮膚解毒湯」という処方の加減で対応されているようで、見事に治っているようです。ここの病院では「中西医結合」で治療が行われているようで、漢方薬と抗アレルギー剤などの医薬品との併用が見られました。純粋に漢方薬だけ…というわけではないようです。

今回の講義の中で、特にポイントとなったのは「陰陽のバランスを調整する」というところです。「陰陽のバランス」は炎症(陽)の力が強いときは炎症を抑え(瀉)、炎症に応じた対応に切り替えつつ、潤い(陰)を与えていく。これはボクの考えと同じ…ということで、その対応で間違っていないのだと確信しました。

終わってからは懇親会。その前に温泉に入り、サッパリしてから会場に…。

美味しいご飯をいただき、大満足。途中で自己紹介をする場面がありましたが、ボクは「天空」という日本中医薬研究会の雑誌の2月号の「リレーエッセイ」と3月号の「私の店頭から」というページを書かせていただいたことの紹介をしてきました。

皆さんの紹介を聞かせていただいて、この会が心底好きなんだと感じました。楽しく学べている
中医皮膚病専門講座 は、気付いたら長くやっています。