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皮膚病における温病学説の応用

こんにちは。

中医皮膚病専門講座の「2019 山茶花 第1回グループミーティング」&「2018 広州研修まとめの会」。

2日目、雪の中の有馬温泉です。

この日は楊達先生による、「皮膚病における温病学説の応用」でした。

温病学説は、外感熱病の弁証論治に関する学説で、金・元時代を起源とし、明・清の時代に最盛期を迎えており、熱病理論の発展に大きな貢献(特に内科、皮膚科などに大きな影響)しています。

温病学説の理論に影響を与えた人物は、金元四大家と呼ばれた「劉完素」「張従正」「朱丹渓」「李東垣」。そして、温病四大家である「葉天士(温熱論)」「呉鞠通(温病条辯)」「薛生白(湿熱病篇)」「王孟英(温熱経緯)」。

昨年、下関で行われた「2018 山茶花 第2回グループミーティング」では、金元四大家のお話が出ましたが、今回は「温病の巨匠」についてその理論も紹介しながら説明されました。そのポイントは「温熱の邪」「衛気営血・上・中・下の転化ルート」「発散、清熱、涼血、滋陰、扶正の治療」。

その中の「葉天士」は温病の中の「衛気営血」の理論を創立し、診断法として舌診、歯を判別、斑疹を弁別する方法を樹立した人。「呉鞠通」は「三焦弁証」を樹立し、「薛生白」は「湿熱証」を中心に発展した学説を唱えた人。

特に外感温熱病の進展に伴い出現する異なる証候を「衛分証」「気分証」「営分証」「血分証」の4種類に分類した「衛気営血弁証」は、「病気(熱)の深さ」「病状の重さ」を理解するのに、とても大切な弁証法だと思います。皮毛、腠理の疾病は「衛分」「気分」に属し、皮下、血絡の疾患は「営分」「血分」に属すると考えられ、それぞれに代表的な処方があるため、その組み立てにも役に立っています。

また、「湿熱証」という考え方は、「湿熱」をどのような方法で取り除くか、いかに作らせないか…も重要なポイントです。

今回、薬局における温病理論の応用についてもお話しいただきました。

ボクたちが店頭で実践している考え方のルーツは、古くは約1000年前の理論であり、そのエッセンスをいただきながら理論として出来上がったものなんだと感じました。楊達先生、ありがとうございました。

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