こんにちは。

動脈硬化予防のために、十分とっておきたい成分がカルシウム。

「カルシウムが血管壁に沈着すると動脈硬化が起こるのだから逆効果だは?」と思う人もいるかもしれませんが、これには理由があります。

人間の体は、血液に含まれるカルシウムの量が不足してくると、骨の中のカルシウムが溶け出して、常に血液中のカルシウム濃度を一定に保つようにできています。

ところが、この溶け出したカルシウムの一部は、血管壁に沈着してしまうため、動脈硬化が起こりやすくなるのです。

この骨に蓄えてあるカルシウムが不足を補おうと溶け出し、必要以上にカルシウムが骨から溶け出し、かえって体内にカルシウムがあふれるといった状態を「カルシウムパラドックス」と言います。

食品などでカルシウムを摂る場合は、まず腸で吸収され血液中に入り、血液中のカルシウムを一定に保ちます。多すぎる場合は、吸収されずに体外に排泄されるから、摂り過ぎても心配ないのです。

逆に「カルシウムパラドックス」を起こしてしまう方が、血管の細胞が収縮し、細く、硬く、もろくなるリスクが高くなるため、注意が必要です。

ですから、カルシウムが不足しないよう、日ごろから食品できちんと摂っておく必要があるというわけです。

では、カルシウムをしっかり摂ったらいいのですが、ボクは「乳製品」よりは干しエビ、煮干しなどの「魚介類」やひじき、青のりなどの「海藻類」、パセリ、モロヘイヤなどの「野菜類」で摂る方がいいと思います。欧米での報告ですが、「乳製品を多く摂っている人に骨粗鬆症が多い」というものがあるからです。

また、ボクがカルシウムを手軽に摂れるものでをおススメしたいのは「新ササカール」。 新ササカールは「ボレイ」というカキの殻からのカルシウム。ボレイには効能として精神を安定させる働きがあり、ストレスを抑えて血圧を安定させる、一石二鳥の効果があります。乾燥酵母も入っているので、とても吸収しやすいカルシウム剤です。

「カルシウムパラドックス」を起こさない為、カルシウムをしっかり摂りましょう!