こんにちは。

春は過ごしやすい季節なのに…。疲れやすいのは何でだろう…。

不安定な天候になりがちな春は、転勤や転居など、環境が変わることも多い時期。気温・気圧の変動や環境の変化、生活リズムを崩すことも自律神経を乱し、疲れを招くことに…。

自律神経は、内臓の働きや血管、呼吸などをコントロールしている神経で、交感神経と副交感神経の2つがあります。この両方のバランスを取りながら体を調節しています。これが忙しい毎日に加え、春の不安定な天候や生活環境の変化などで、知らず知らずのうちに自律神経が乱れてしまい、心身の不調が出やすくなるわけです。

まずは、休日であっても起床・就寝時間や食事の回数を変えないようにするなど、生活のリズムを崩さないようにすると、自律神経は整いやすくなります。また、新緑などの四季の自然に触れると心が落ち着き、乱れた自律神経を整えるのに効果的です。

また、「ゆっくり」を意識するのも大切。時間に追われて急ぐことや慌てること、心配や不安、ストレスなどで交感神経が優位な状態が続くと、自律神経のバランスが乱れます。

特に朝の「心の余裕」がその日1日を決めるといってもいいくらい、朝の過ごし方は重要です。急いだり、慌てたりすると交感神経が急激に高まります。1日の始まりに自律神経のバランスを乱すと、その後ミスが出やすくなると言われます。朝は副交感神経から交感神経へと、ゆっくり切り替えるのが理想です。

慌ただしい朝を過ごしている人は、いつもより30分早く起き、時間に余裕をもつことがおススメです。よいコンディションで1日を過ごすため、バタバタしない、余裕のある朝を心がけましょう。

それでも、ささいなことでイライラ…。 感情をコントロールするにはどうしたら…というときもあります。 そんなときは、【深呼吸】や【ため息】で、怒りの感情を吐き出すことです。 呼吸と自律神経には密接な関係があり、感情の乱れに気付いた時は、まず黙って深呼吸、「はぁ~」と大きくため息をつくのも有効です。

吐くを強調するとリラックス効果があります。しっかり吐くことで、息を十分吸うことができ、自然と深い呼吸に。すると、副交感神経の働きが高まってリラックスでき、感情や思考の安定につながります。

また、副交感神経の働きが低下してくる40代からは、怒りを上手に回避し、たとえ作り笑いでも、口角を上げるだけで副交感神経の働きは高まります。