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痒みと炎症と湿疹三角形

こんにちは。

湿疹・かぶれによって起こる症状は、最初にできる「原発疹」と、続いてできる「続発疹」の、大きく2つに分けられます。

主な原発疹
・紅斑(赤み):皮膚面は盛り上がらず、色だけが変化するもの。
・丘疹(ブツブツ):皮膚面から1cm以下の幅で、丸く半球型に盛り上がっているもの。
・小水疱(小さな水ぶくれ):皮膚(表皮)の中に水分がたまり、水ぶくれになっているもの。
・膿疱(膿をもった水ぶくれ):水泡の中身が黄色く濁っているもの。

主な続発疹
・びらん(ただれ):皮膚が赤くただれ、欠けてしまうもの。真皮に及ぶと潰瘍になる。
・痂皮(かさぶた):皮膚に膿や血液などがくっついて固まっている、いわゆるかさぶたの状態。
・落屑(皮片のはがれ):角質層が角化し、フケのように白っぽく浮いているもの。
・苔癬化(皮膚が厚く、ザラザラになる):皮膚が厚くなり、硬くてザラザラしているもの。

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湿疹・かぶれは治まるまでに、「湿疹三角形」と呼ばれる経路をたどります。

皮膚の赤みから始まり、盛り上がったブツブツ、小さな水ぶくれができ、さらに膿を持つようになります。その後、時間の経過とともに、ジュクジュクとただれた状態から、かさぶたができ、これが剥がれて治癒に向かいます。しかし慢性化すると、皮膚が厚く、ザラザラになる、黒ずんだ跡が残ります。

通常、この「湿疹三角形」の流れに沿って悪化、治癒をしていきます。この三角形をなるべく小さく治癒させることが大切…というわけです。

湿疹・かぶれの辛い痒みやブツブツはの原因は皮膚の炎症、中医学では「熱」と考えます。

中医学で「湿疹三角形」を考えると、これらの皮膚の状態は「血熱」「湿熱」「熱毒」がメインと考えることができると思います。

炎症は起こる場所で「あらわれる症状が異なる」と言われています。筋肉の炎症は「痛み」として認識され、皮膚の炎症は「痒み」と認識されると…。 「痒み」は火災報知機に例えられますが、 そこに「火事」があるから。 「痒み」という警報だけを止めてもダメなわけです。

暮らしの中での「痒み対策」の第一歩は、悪化させる原因を取り除くこと。ストレス、睡眠不足、食事(甘いもの、油ものや肉類、香辛料の多いもの、洋食品、加工食品、高タンパクのもの、生ものや冷たい物、コーヒー、アルコール)、ハウスダストなどは、悪化の可能性があります。夏の時期の発汗や、秋~冬の時期の乾燥なども…。

痒いから…と、皮膚を掻き続けることは、自分で皮膚の炎症を起こしている。つまり悪化させていることなのです。皮膚の表面のバリア機能が失われ、ちょっとした刺激にも敏感になり、痒みがますます酷くなってしまいます。

まずは、「炎症の悪化サイクル」を早く断ち切ることが大切。それには、 三本柱である「内服・外用・養生」をしっかり。漢方薬と養生を合わせながら、スキンケアを。ステロイド剤を使用されている場合は、漢方薬を併用しながら、徐々にステロイド剤の間隔をあける方法が体への負担が少なく改善できると思います。

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