こんにちは。

足裏には全身の4分の1の骨と、骨をつなぐ筋肉があり、微妙な調整をしながら体を支え、バランスを保っています。しかし足を酷使続け足裏が硬くなると、体が歪み、冷え、むくみ、便秘など様々な全身の不調を招くことに…。また、足裏は「内臓を映す鏡」とも表現される場所、「反射区」といって、場所により内臓に対応する箇所があり、硬い、痛い、皮膚の状態を見ることで、内臓のSOSメッセージを受け取ることができるわけです。

「足の反射区」は…

また、各指に対する症状としては…

・親指は【頭】…頭痛、眼精疲労、肩こり 。頭の使い過ぎ、緊張性頭痛。
・人差し指は【胃】…食べ過ぎ、食欲不振、胃痛、口臭。
・中指は【腸】…便秘、下痢 。
・薬指は【自律神経】…イライラ、ストレスなど 。神経質な人の特徴が現れやすい。
・小指は【排出系】…冷え、むくみ、腎臓・婦人科の症状 、腰痛。

これは経絡の流れと内臓と関係がるため。 経絡の最初や最後のツボは、 手足付近に多いからです。

冷たい、硬い、痛い、抵抗力が弱いなどの箇所があった場合は、どこかの内臓が弱っているメッセージ。現れる場所と対応させることで、体の状態を知る目安となります。

足裏のチェックの仕方としては、「見る」「触る」「動かす」。

「見る」は、マメ、タコ、足指の変形。マメ、タコ、足指の変形などは、歩き方の癖などで体重が過剰にかかっているところ。負担がかかる場所に対応する内臓にも負担がかかっている…と考えられます。例えば、小指の変形→冷え、むくみ、腰痛とか。

「触る」は、冷たい、硬い、痛い。冷たい、硬い、痛い場合は、同じく対応する内臓の不調が考えられます。例えば、中指の付け根が硬い、痛い→便秘や下痢とか、指先が硬い→頭痛、肩こりとか。

「動かす」は、足指に力を入れて「グー✊」するように丸めたり、足指に力を入れた状態のまま、手の指で1本ずつ伸ばす。これで対抗力が弱かった場合、その対応している箇所が弱っていると考えられます。

まずは、毎日小まめにリセットすることが大事。足指を柔らかく整えてあげると、姿勢も良くなり、各指に対応する内臓の調子も整えられると思います。基本は「指回し」「押しもみ」「つまみもみ」。「指回し」は内回し10回、外回し10回、「押しもみ」は上下左右10回ずつ、「つまみもみ」は引っ張って指を左右にねじります。

ポイントは、痛気持ちいい程度の力で、丁寧にゆっくりと、ボディオイルやフットクリームなどを使うのもいいです。足をいたわる時間を持つと、全身の健康維持にもつながります。