こんにちは。

年を重ね、次第に体力に自信がなくなってきた頃から、地球温暖化で平均気温が上昇し始め、今や夏が来るたびに「熱中症が心配」という方は少なくないと思います。

しかし冷静になって見渡せば、若い方でも「熱中症」になっています。

「熱中症」には「これくらいの温度なら大丈夫」「今まで平気だったから大丈夫」は通じません。若くても、元気な人でも、疲れや水分不足、寝不足など、そのときの体調によっては暑さに負けてしまうものです。

先日、お客様の仕事の同僚が屋外での作業中に「熱中症」で倒れ、搬送先で亡くなられた…というショッキングな話を聞きました。その日、湿度は高かったものの、曇りでそこまで暑くなかったと記憶していますが、水分補給を怠ったのか、無理をされたのか…。

「熱中症予防」の基本の1つは水分補給です。体は汗をかいて体温調節をしているわけですから、その分の水分が必要となります。夏は体温調節が最優先なので、体の水分は汗の生産に回されてしまいます。

それだけではなく、夏の炎天下での活動などによって多量の汗をかくことは、水分と同時に、体のエネルギーである「気」を消耗してしまうため、乾きや疲労感を感じ易くなります。

それだけでなく、「熱中症予防」は暑さとの付き合い方が「カギ」となります。

中医学では汗と血液と心臓は、同じ仲間と考えます。汗で水分が不足すると血液の状態が悪くなり、心臓にも負担がかかります。暑さで疲れた心臓と、血液と水分のバランスを整えることが重要なわけです。

まとめてみると「水分の消耗」「気の消耗」「心臓の負担」がポイントになると考えます。

そこで、「夏を元気に乗り切る漢方」としておススメなのが「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」。

人参、麦門冬、五味子の3つの生薬からなるシンプルな処方で、中国名を「生脈散(しょうみゃくさん)」と言い、「脈を生む」という力に優れていることから来ています。体が消耗した「エネルギー(気)」と「体の水分」を補い、「心臓を守る」のにとても優れています。

「生脈散」には「生体の適応能力を高め、耐高温効果を高めることができる」ことも実験で証明されています。

スポーツや旅行が好きな方、山登りをされる方、畑仕事をされる方、フェスなど参加される方、いつも疲れている方…お子様からお年寄りまで安心して飲めます。あらかじめ飲み物の中に入れておいて、水分補給として小まめに補給されるのもいいと思います。

もちろん「熱中症予防」には、自分に無理をさせない気持ちの余裕と、それが許される環境の確保が大切であることは言うまでもありません。