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「骨芽細胞」を刺激する運動

こんにちは。

足の関節の痛みは、膝や足首などよく起こりますが、なぜか踵(かかと)が痛い…という人も中にはいらっしゃいます。ただ、病院で検査をしても原因がよく分からないケースが多いようです。

中医学の経絡(気血の通り道)の考え方からすると、踵は「腎」の経絡に近いため、その痛みを「腎」の機能の低下…と考えて対応することが多いです。

中医学で言う「腎」は、「骨髄を生じ、骨を主る臓器」とされ、加齢などによって「腎」の働きが低下してくると、骨髄が作れなくなるため骨はもろくなる…と考えます。こうなると、「腎」の経絡に近い踵にも機能障害が起こりやすく、痛みが出る…というわけです。

「腎は骨を主る、歯は骨の余り」「腎は成長発育を主る」という言葉がありますが、実際に踵を刺激することは、骨の発育に関係しているようです。

「骨ホルモン」は、骨を形成する働きを持つ細胞「骨芽細胞」によって分泌されていますが、加齢によってこの細胞自体が減少し、分泌量が減ってしまいます。

骨の主成分であるアパタイトを溶かす「破骨細胞」と、新しい骨組みをつくる「骨芽細胞」が常に新陳代謝を繰り返すことで、骨は強く丈夫な状態を保っています。

この新陳代謝のバランスが崩れ、「骨芽細胞」より「破骨細胞」の働きが強くなると、骨が脆くなります。もちろん骨が脆くなると、骨折や骨粗鬆症により、転倒や寝たきりになるリスクがあることは知られています。それだけでなく、「骨ホルモン」の減少に伴い、生活習慣病や認知症のリスクも増加してしまいます。

また、骨が果たす役割は単に体を支えるだけでなく、全身に向けて様々なメッセージを送る立派な臓器でもあります。

◎記憶力を強くする「オステオカルシン」
最近新しいことが覚えられなくなった気がする。心当たりがある人、これって骨の出す「オステオカルシン」が不足しているからかもしれません。

◎免疫力を強くする「オステオポンチン」
「免疫力をアップせよ」というメッセージを送り、細胞に行くと、生まれてくる細胞の量が増え、体全体の免疫力を根本からアップします。

◎骨自身を強くする「スクレロスチン」
骨が生成するのを抑制する役割があり、体内の骨の量をコントロールしています。骨は内部で作っては壊すという作業を生きている間に繰り返します。3年から5年で骨は全部入れ替わります。

骨が弱ると、それにより骨からのメッセージが減ってゆき、様々な老化現象が進んでしまうことに…。

健康寿命に重大な影響をもたらす「骨ホルモン」の減少を食い止めるためには、新しい骨を形成し、「骨ホルモン」を分泌する「骨芽細胞」を刺激することが重要です。

骨に負荷がかかると、その力に耐えられるように「骨芽細胞」が活発化し、骨質の改善と骨量の増加を目指して働き始めます。「骨芽細胞」に刺激を与えるための運動でおススメが「踵落とし」「ミニジャンプ」。

踵落とし
①背筋を伸ばして立つ
②両足の踵を上げる
③体の重みを踵に伝える
④1日30回

ミニジャンプ
①高さ10cmほどの台に立つ
②背筋を伸ばしお腹を引っ込める
③目の前にストンと落ちるように飛び、踵を地面につける
④ひざを曲げて着地し衝撃を和らげる
⑤1日50回

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