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水虫は「白癬菌」というカビが原因で、そのカビが皮膚表面の角質層に寄生して病変を起こします。足、手、爪、体、陰部など、感染場所によって種類が分けられられます。

日本では1200万人が掛かっていると言われ、サラリーマンの約4割があの痒みに悩まされているのだとか。最近では、免疫力の落ちた高齢者や、革靴・ブーツ・パンプスの普及によって女性にも多く見られるようになってきています。

そんな「水虫」の豆知識は…

①水虫の水泡は、菌糸体が抗原となりアレルギー反応を起こしたため(角質層の残層)

②水虫は、発症した部位を中心に表皮のケラチンを食べながら周辺部に拡大していくので、菌や胞子は中心部でなく周辺部にいる。また、湿疹の発症してからの広がり方は、水虫と違ってどこに出るか不明。

③水虫には「表皮白癬菌」と「深部白癬菌」があって、だいたい店頭に来られる人は角質層と浅い表皮層のみで棲息する「表皮白癬菌型」。「深部白癬菌」は口や切り傷から、肺などの体内に感染し発熱を伴う。

④「頭部白癬菌」の特徴は脱毛と皮膚の落屑で、頭皮が途中で折れた毛の周辺に白い胞子が…。脱毛でも折れた毛が根に残り、円形脱毛の場合は禿にツヤがある。

⑤爪水虫は、白く濁った部分が指先から付け根の方へ向かっていく。カンジダは、爪の付け根から先端に向かっていき、爪の周辺が赤いのが特徴。

⑥ぜにたむしもカビが原因で指の間が切れて白い。

⑦現在確認されている真菌は10万種類。このうち病原性真菌は150種類。好気性で高温・多湿を好み、45℃以上の温度で死滅する。逆に4℃以下でも生存、紫外線・放射線に対して強い抵抗力がある。

⑧カンジダは内分泌異常で免疫力(体力)が低下したとき、または抗生物質を使い過ぎて、他の菌が死んで感じでだけが残る常在菌バランスの崩れたときに発症する。最も多く発生する部位は「口の中」「消化器官」「生殖器」「膣」など。皮膚カンジダは、柔らかく湿気のある、擦れる部位「脇の下、指の間、お尻のシワ部分、太ももの付け根、乳房の下、肥満の人の首」に発症し、症状は「びらん」と「痒み」。

⑨カンジダの特徴は、指の第一関節から指先へは広がらない。(水虫は広がる)