こんにちは。

卵🥚は栄養価が高く、特に良質な動物性タンパク質を豊富の含むほか。卵黄にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンEや、リン(P)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)や銅(Cu)といったミネラルが含まれています。また全卵に必須アミノ酸が散在しますが、特に卵黄に多く含まれています。

栄養バランスが良いことから「完全栄養食品」と言われますが、必要な栄養素のうち、ビタミンCや食物繊維、カルシウム(Ca)などは不足しているのだとか。

一方で、卵は食物アレルギーの原因となる頻度が最も高い食品としても知られていて、「特定原材料」として表示義務があります。

卵アレルギーのほとんどは卵白に含まれるタンパク質によって引き起こされ、卵黄は比較的起こしにくいとされています。

アレルギーの症状は、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、下痢、嘔吐、気管支喘息などのほか、呼吸困難などのアナフィラキシーショックを起こす場合も…。

卵アレルギーは消化器官が弱い子供の頃に多く見られ、ある程度年齢を重ねると消化器官が強くなり自然に治ってしまうことも多いです。

基本的に、全ての食物は人の体にとって「異物」です。人の消化器には、食物でアレルギーを起こさない仕組みが備わっています。

食物が体の中を通過するうち、胃酸や消化酵素の助けを借りて小さく分解されていき、小さくなってはじめて小腸で吸収されます。人が食物をアレルゲンとして感じないのも、この分解のお陰。そして、その食物を栄養やエネルギー源として活用することができるのも、分解のお陰。

しかし、乳幼児はこうした消化能力が未熟です。消化酵素も十分でありません。

食物が十分に分解されず、大きな分子のままで体に取り込まれることになるんです。そうすると、体の免疫組織がこれを異物と認識し、アレルギー反応を起こしてしまいます。

乳幼児は、こうした消化管の機能のすべてが未熟…ということ。ただし、成長するにつれて、こうした機能もちゃんと備わって来ます。

一般的には、離乳食初期(5~6ヶ月)から卵黄約2/3程度を加熱して与えるとされています。また、卵ボーロを少量食べさせ慣れさせる方法も。アレルギー・アトピー体質の可能性がある赤ちゃんや、家系にアレルギーの人がいる場合、早くても1歳以降にした方が良さそうです。