こんにちは。

勢いよく流れる清流のように、血液がサラサラと流れ、体の隅々まで行き渡ることにより、ボクたちの健康は維持されています。

1人の人間の体中にくまなく張り巡らされた血管の総延長はおよそ10万kmと言われ、地球を2周半する距離だとか。

血液には、

  1. 細胞に酸素を送り届け、不要な炭酸ガスを回収する(赤血球)
  2. 侵入してくる細菌やウイルスから体を守る(白血球)
  3. 各種ホルモンや栄養素を各臓器に運ぶ(血漿)
  4. 体を循環しながら、体温調節を行う

もしこの流れが滞ったらどうなるでしょう…。

自然の清流がいま環境汚染の危機にさらされているように、現代人のボクたちの血液も様々なストレスやグルメブームの中の飽食、車社会による運動不足、急速に進む高齢化など、数々のマイナス要因にさらされています。

血流の停滞は、動脈硬化や血栓を引き起こし、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの疾病を招きます。働き盛りを襲う突然死や、高齢者の寝たきり、認知症もこれらの疾病が原因になることが多いとか。

血液の流れが滞る状態を中医学では「瘀血(おけつ)」と呼び、これを「痛む・しこる・黒ずむ」などの身体の表面のあらわれる症状から判断し、早めに改善することが大切です。

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「人は血管とともに老いる」と言われています。「瘀血は万病のもと!」…瘀血を作らず、血液を生き生きと流れるように保つことは、老化予防にもつながります。

2013~2022年度の国民健康づくり計画「健康日本21」では、「健康寿命」を「平均寿命」の延び以上に延ばすことを目標に掲げています。「健康で長生きすること」… 「健康寿命」を延ばして差を縮めていくことこそが、ボクたちの課題でもあります。

瘀血の予防として適度な運動、バランスのいい食事などの日々の養生が大切ですが、中成薬・自然薬は健康で長生きをサポートできるものだと思います。

血液をサラサラにする作用や、抗酸化作用にも優れた「丹参(たんじん)」を主薬とする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」は瘀血の改善を代表する中成薬(中国漢方)です。