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胸腺について

こんにちは。

先日、第1回「次世代プロジェクト」研修会のキックオフフェスタが大阪で開催され、参加してきました。簡単に言うと、免疫のお勉強です。

免疫は日進月歩の分野。しかし今回、35年前に書かれた「新しくわかった胸腺のはたらき」という本をもとにした「胸腺について」を学びました。

胸腺とは

「胸腺」の主な役割は、ボクたちの免疫の実働部隊であり、Tリンパ球をつくり出すことであり、ボクたちの体を襲う細菌、ウイルス、カビなどの類を「異物」と識別し、体の防衛軍全体に適切な指示を与えることなどです。ちなみに、Tリンパ球のTは「胸腺(Thymus)」のT。

その特徴の1つは、生後2年目くらいまで急速に発達し、思春期を過ぎるころから減り、80歳までには最大時の「2分の1以下」となってしまうこと。免疫力が同様に落ちていくのは当然のことと言えます。心臓、肝臓や脳は、成長するにつれ体に合ったかたちに大きくなる臓器なのに対し、逆に「胸腺」は小さくなる臓器です。

「胸腺」の減少を促進する原因は色々と知られています。放射線、化学制癌剤、副腎皮質ホルモン、合成洗剤、農薬、抗生物質、雑音、騒音、高圧電線、ナトリウム灯、栄養素欠乏など…。中でも「ストレス」が減少の促進に大きく関わるのだとか。

ストレスと胸腺

精神的な抑圧、緊張苦悩などのストレスは、手術などの肉体的なストレスと同様、「胸腺」の萎縮、減量に拍車をかけてしまいます。

「胸腺」はあるストレスに対し萎縮しても元に戻ろうと努力をしますが、次から次へとストレスが加わると、「胸腺」は回復する余裕を与えられず、縮みっぱなしの状態に。こうなると免疫の力は、生まれつき与えられたものよりも損傷の度合いは大きく、低下した状態になるわけです。

このような場合、ガンをはじめとする多くの難しい病気(慢性病とか自己免疫疾患、免疫不全など)になることが免疫の分野でも確かめられつつあります。

みぞおちに胸仏様

九州地方で、代々言い継がれてきたことに、次のようなものがあります。

『みぞおちの奥のところに、胸仏様が居られて、ここは私たちの一生を見守っておられる大切なところだ。胸仏様にもしものことがあると、私たちは色々の難しい病気にかかる、関節リウマチとかガンは、その人が胸仏様を軽々しく扱ったからだ。胸仏様の一番嫌うことは、私たちが色々悩み悲しむことだ。胸仏様を大事にするということは、私たちが無用の悩みを抱えたり、人を恨んだり、羨ましく思わないことだ…と。』

両手をあわせて拝むところに位置する「胸腺」ですが、位置は少し違いますが、みぞおちの中にある胸仏様は、「胸腺」のことではないかと考えられています。

つまり、無用に悩みを抱えたり、人を恨んだり、羨ましく思わないようなストレスは、「胸腺」を萎縮させ、難しい病気にかかると解釈できます。

胸腺の萎縮

胸腺は加齢とともに萎縮する。ストレスが胸腺を萎縮させる。

最近テレビなどで、子どもの虐待が取り上げられます。逃げ場がなく、強いストレスにさらされている子ども、不幸にして亡くなった子の司法解剖をすると、異常な胸腺の萎縮がみられたりするのだとか。それを聞くと、やり切れない気分になります。

ストレスとは?

ストレスには本来、「力によって物体に生じるゆがみ」という意味があります。

これを医学に応用したのがカナダのハンス・セリエ(1907.1.26~1982.10.16)という学者です。彼は、体に外から加えられる刺激をストレッサー、それによって体に生じた反応(ひずみ)をストレスと言っています。

ラットの実験で、卵巣・胎盤エキス(ホルモン)を注射すると、副腎皮質の肥大、リンパ組織の萎縮、胃潰瘍が起こった…。その他に、「ホルマリンの投与」「弱い電流刺激」「寒さ」「強制水泳」「固定」をした場合でも同様に、副腎皮質の肥大、リンパ組織の萎縮、胃潰瘍が起ることに気が付いたのだとか。かなり残酷な実験だったようです…。

つまり、「体に生じた反応(ストレス)」が神経、免疫、内分泌の全てを狂わせ、生体を死に至らしめるということを発見したのです。

ストレスによるバランスの崩れ

普段の生活でストレスを感じている人は、男性で76.9%、女性で84.2%にのぼっています。騒音、温度など物理的・化学的ストレス、過労、睡眠不足などの生理的ストレス、人間関係、欲求不満などの心理的・社会的ストレスなどその種類は様々です。人間の体は、神経系、内分泌系、免疫系という3つのシステムが互いに連携を取り合うことによって健康が保たれています。

ストレスを受けることにより、そのバランスが崩れ、様々な不調を引き起こします。症状も様々で、うつやイライラ、不眠、不安感、動悸、焦燥感などがあらわれやすくなります。

LEMは加齢、ストレスによる「胸腺」の萎縮を防ぐ

LEM(レム)とは、シイタケ菌糸の強靭な有機物の分解作用を利用してつくられた発酵産物のこと。

LEMには特殊成分の多糖類、水溶性リグニン、ビタミン、ミネラル類などが含まれています。このLEMには「胸腺」の無用の消耗を防ぎ、免疫の仕組みを正しく保持する「胸腺温存作用」が認められています。

その他、LEMには「抗腫瘍作用」「細胞保護作用」「抗酸化活性」「肝機能の改善」などの働きも…。

ただしLEMは、単にシイタケを食べただけでは得られない成分です。

胸腺にまつわる話

スコッチウイスキーの銘柄に「オールドパー」というのがあります。

このラベルには、長いあごひげをはやした老人が描かれていますが、その下に「1483-1635」とあります。トーマス・パーという人で、生まれが1483年、死亡が1635年…152歳という俄かには信じられないですが。

トーマス・パーは英国スコットランドの酪農家の育ちで、102歳のときに若い娘を犯し、強姦罪で18年間刑務所に入り、その後結婚して子どもができ、152歳ときに「珍しい長寿者」として王室に招待を受け1週間ばかり宮廷生活を送り、帰郷寸前に突然死で一生を終えたのだとか。

屍体を解剖してみると、肝臓、腎臓、肺、脾などの臓器は、壮年男性に比べ何の異常もみられなかったそうですが、1つの異常があったのだとか。それが「胸腺」、1週間ほどの間に急速に萎縮、減量した跡があったそうです。1週間の宮廷生活で緊張の連続で、「胸腺」が叩き潰されるほどのストレスがかかっていたわけです。

「胸腺」は普段あまり気にすることのない臓器ですが、ボクたちの体の中で色々な異物の侵入(アレルギー)や異変(自己免疫疾患)が起こると、すぐにそれに気づいて健康を取り戻すために必死に働いてくれる大切な臓器。

加齢に加え、ストレスが胸腺を萎縮させるので、無用の悩みを抱えたり、人を恨んだり、羨ましく思わないこと。

ミシガン大学が行った調査によると、心配事の80%は起こらないそうです。残り20%のうち16%はあらかじめ準備して対応すれば、解決できるのだとか…。

そうだとすると気持ちは楽になりますが、それでも不安や心配事が続く場合、LEMで「胸腺」を守りましょう。

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