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病は「天気」から~気象と病気の関係性~

こんにちは。

天気予報は、空模様の情報のほか、最高気温、最低気温以外にも、桜の開花情報、紅葉情報といった季節の風物詩に関する情報や、花粉情報、紫外線情報、インフルエンザ情報といった医学関係の情報を伝えてくれるものがあります。

もちろん日常生活での関心ごとは、晴れ🌞、くもり🌥、雨☔といった情報ですが、「気象病」を予防するためには、気温の変化と最低気温、気圧の変化が重要であると言われています。

気温の変化と最低血圧

気温の変化、特に翌日に気温が10℃以上下がるといった気温の変化が激しいときは、「脳梗塞」を起こしやすくなるので注意が必要なのだとか。また、最低気温というのは、早朝の気温と同じになることが多く、早朝高血圧やモーニングサージ現象(早朝高血圧の中でも、夜に比べて朝の血圧が急激に上がる現象)が起こる時間帯の気温なので、もし最低気温が氷点下のような場合には、血圧が過度に上昇しないように「部屋を暖かくしてから起きる」「布団から出たらすぐに上着を着る」などの準備が大事。

気圧の変化

気圧が10hPa下がると、海面は約10cm上昇すると言われています。ボクたちの体に関しても、気圧が下がり大気圧の力が緩むと、体がわずかに膨張するようになります。そうであるのなら、気圧が相当程度下がったときに、体に何らかの変化が起こったとしても、まったく不思議ではないわけです。

冬に起こりやすい心臓病

心筋梗塞や狭心症といった心臓病は季節性があることが知られています。それも、寒い冬に圧倒的に多いと言われています。心筋梗塞の死亡者数は6~9月に最も少なく、12~3月に最も多い。つまり、冷気による刺激で起こりやすくなるわけです。

①血管平滑筋という、血管の壁を構成する筋肉への直接刺激

冷気が肌に触れると血管平滑筋が収縮。血管も縮まり、末梢の血流が悪くなり、血圧が上がる。末梢の血流が悪くなると、組織が障害されて痛み物質が放出され、痛みを感じるようになります。血圧が上がるのは、より多くの血液を送り出して血流を良くしようと、心臓が強く収縮するため。

②交感神経の活性化

ボクたちの皮膚の下には、毛根近くに神経が細かく枝分かれして分布していて、そのセンサーが、温覚、冷覚、痛覚、触覚、圧覚、振動覚といった外界の反応をキャッチしています。肌に冷気が触れると、その刺激は中枢へと伝わり、交感神経を活性化します。交感神経は血管を収縮、結果、血圧が上昇します。

③自律神経の中枢、視床下部への刺激

冷覚刺激は大脳の感覚野へと伝わり、ボクたちは「寒い!」と感じます。そこから同じ大脳にある視床下部に情報が伝わり、さらに視床下部から末梢の交感神経へ。交感神経が活性化するので、血圧は上昇します。

心臓病はこんな日に起きやすい

心臓病が起こりやすい気象条件として言われているのが、

  • 1日の中で10℃以上の気温差がある日
  • 寒すぎる日や暑すぎる日
  • 寒冷前線が通過する日

寒いときは穏やかに過ごす

中医学の「冬の養生」は、体を温めるものや精がつくものをとって体を補うことと、できるだけ消耗しないことが大切…というもの。寒いときは、心身ともに活動的になってはダメ、運動などで発汗するのもダメ。穏やかに過ごすことが大事だと言っています。

ただし、毎日の水仕事にも危険が潜んでいます。ある研究では、4℃の冷水に左手を1分間浸しているだけで、収縮期血圧(いわゆる上の血圧)が、50mmHg前後も上昇することがあるそうです。つまり、普段120mmHgくらいの人でも、水に手をつけるだけで170mmHgまで血圧が上昇してしまうことがあるわけです。

血管と心臓を守る

全ての人の血圧が上がるわけでなく、血管が柔らかい若年者や子どもは、全身の血管が伸び縮みしやすいので、交感神経が活性化しても、血圧は上昇しません。注意しなければいけないのは、高齢者。動脈硬化が進行した高齢者は、冷覚刺激で血圧が過度に上昇することがあります。

また、血圧があがるのは、心臓の収縮力が増しているから。血圧が上昇しているときは心臓への負担が大きくなります。心筋への血流量も増やさないといけないので、冠動脈がすでに動脈硬化で細くなっているとしたら大変です。心筋への血流供給が運動量に追いつかず、心筋がオーバーヒート、壊れてしまいます。

気象とこれらの病気との間の関係性については、医学的な研究が数多く行われていて、論文もたくさん発表されています。「気象の側面から考えた予防法」は大切であると言えると思います。

そして適度な運動、バランスのいい食事などの日々の養生が大切ですが、中成薬・自然薬は健康で長生きをサポートできるものだと思います。

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