こんにちは。

お茶にも食事と同じくらい、体の調子を整える作用があります。健康茶と呼ばれるお茶だけでなく、緑茶や紅茶にも、体の不調を改善してくれる効果があります。

では、お茶なら何を飲んでも効果があるのかというと、答えは「ノー」です。

お茶選びで重要なポイントは、その人の「体質」に合ったいるかどうか。お茶にも食べ物と同じように「体を温めるお茶」「体を冷やすお茶」があります。

「体を温めるお茶」は冷え性やお腹をこわしやすい人に、「体を冷やすお茶」は暑がりな人、のぼせ・ほてりがある人におススメです。「体質を選ばないお茶」は美容対策やダイエットなどに…。

自分の体質に合わせて選んでみてはいかがですか?

体を温めてくれるお茶

杜仲茶

独特の苦みが特徴で、肥満を改善したり、高血圧を予防する効果が。コーヒーや紅茶などと違い、カフェインが含まれないため、夜寝る前でも気軽に飲めます。また、コラーゲンの代謝を促す働きもあり、美肌にも効果的。中国では「安胎作用」があると言われ、妊婦さんにも。

ジャスミン茶

ジャスミンの特有の爽やかな香りは「気」をめぐらせ、脳の機能を活発にしたり、気持ちをリラックスさせます。消化促進の働きも高く、油っこい料理などを食べた後に飲むと効果的。口臭予防効果も。

紅茶

体が特に冷えているときは、牛乳で煮出してロイヤルミルクティーにすれば体はポカポカに。

よもぎ茶

民間薬として昔から親しまれています。「鎮痛や血行促進」作用があり、生理痛や冷え性、貧血、食欲不振などに効果的。また、お風呂に入れれば、腰痛、生理痛、あせも、湿疹などに効果があります。

体の熱を冷ましてくれるお茶

緑茶

体の余分な熱を取り去ってくれ、頭をスッキリさせて炎症を鎮めてくれます。特に朝飲むと、カフェインが神経を適度に興奮させ、脳や内臓の働きを活発にしてくれます。頭痛、眼の充血、口やのどの渇きに効果的。消臭、抗菌作用も。

ドクダミ茶

原料はドクダミですが、10もの薬効があるために「十薬」と呼ばれています。熱を冷まし、炎症を鎮め、解毒や利尿、抗菌作用があります。腸にたまった便を一掃してくれるため、便秘や便秘によるニキビ、吹き出物にも効果が。

菊花茶

中国で大変人気の高いお茶で、カモミールに似た働きがあります。乾燥した菊花にお湯を注ぐだけ。のぼせ、ほてり、イライラを鎮め、目の疲れ、充血、痒みやカゼの予防にも効果的です。

プーアル茶

濃い味わいと深い香りに、油を分解し、消化を助ける作用があるため、胃のムカつきや胃のもたれ、便秘に効果があります。食べ過ぎたと思ったときや、油ぽい料理の後などにおススメ。お酒の酔いをさます作用も。

ウーロン茶

「プーアル茶と似た働き」がありますが、こうじ菌で発酵させたプーアル茶と違い、自然発酵させたもの。

体質を選ばないお茶

カキの葉茶

加熱しても壊れにくいビタミンCが豊富で、日焼けによるシミ・ソバカスを防ぎ、「美肌効果」として期待できます。

ハトムギ茶

くせがなく飲みやすいお茶。昔から「美肌作りの特効薬」とも言われ、皮膚の老廃物(イボなど)を取り除く働きがあると言われています。胃腸を丈夫にし、消化機能を高める作用も。

ナツメ茶

ナツメの鉄分はプルーンの2倍で「貧血や貧血による血色不良」に効果的。精神を安定させる働きもあり、不眠や寝る前のお茶として最適。胃腸の働きも良くします。

玫塊茶

少量の紅茶にローズやはまなすの花をブレンドしたお茶。これらの花には、血行を良くし、メラニンの代謝を促す作用があり、肌のくすみやシミ、ソバカスに効果的。

柳茶

チベットでとれる珍しいお茶。地元では、羊に食べさせると痩せてしまうという言い伝えがあるそう。脂肪の燃焼を促す作用があるので、ダイエットに。