こんにちは。

ウチの薬局の中央のテーブルに、最近アルバムを置いています。先日、打ちの薬局に持ち込まれたもので、写真整理のために…とのこと。それは、ウチの町内の運動会、それも1975年10月12日…44年前のときの写真です。

1975年10月12日。ボクが生まれて間もない頃、そして弟が生まれる1ヶ月前のことです。アルバムには準備の様子から、競技の写真が整理してあります。

「第3回 下立中下町内会親睦大運動会」には、もちろん参加できてはいませんが、ボクの記憶にある懐かしい風景。まさに、映画「ALWAYS」の世界です。

「障害物競走」。何かネットを潜った記憶がありますが、実際の写真にも残っています。

この競技は何という名前でしょうか。タバコの火で蚊取り線香に火をつけています。下の写真はYシャツにネクタイの人まで。どうも、来賓の方も一緒に参加しているようですが、皆さん真剣です。

この運動会ではないけれど、「借り物競争」で、当時町内にあった交番に行って、お巡りさんを連れてくる…というのがあったのを、今でも強烈に覚えています。当時は「何でもあり」だったんですよね。

この写真は「パン食い競争」。竹の棒から吊るされた「あんぱん」を子どもたち(と言っても、ボクより年上)が一心不乱にかぶりついています。この写真だけ見ても、当時、子どもの数が多かったのが良く分かります。

何かボクの姪の「茉結ちゃん」に似た女の子(左から2番目)が…。

これも何という競技か分かりませんが、「久松・お染」「カンカン・ランラン」など、ペアを見つけての2人3脚なのだと思います。他にも「ポパイ・オリーブ」など…。時代を感じます。こう見ると、80代、90代の皆さんの若いこと。

「玉入れ」の様子。

これは何の競技かは分かりませんが、ボクの父が写っています。弟が生まれる1ヶ月前のことなので、母もボクもここには写っていません…。

その隣は法界寺の住職さん(短パンの人)。2人とも若いです。

アルバムには名前の分かる人には名前が添えられていましたが、ボクの父のところには「山一薬局」と添えられていました。間違いはないけれど、一応「岡村」です。

会場となった「福祉センター」は、ウチのネコのあまちゃんとお散歩に行く場所。建物自体は当時と全く変わっていない感じです。大きさは変わっていないハズなのに、よくこんな場所でこんなに大勢が…。アルバムには「60世帯、200人」と書いてありました。

この運動会はいつまで続いたのでしょうか…。ボクが小学校のときまではやっていた記憶がありますが、参加人数が減ったのか、色々な娯楽も増えたのか…今ではやっていない町内の行事です。

それにしても、100枚近くある写真の1つ1つのクオリティがすごく高い。構図の切り取り方が絶妙です。「オカモトさん」という方が撮られた写真なのですが、どうもTYSのプロのカメラマンだった方なのだとか。写真の整理で、寄贈というかたちなのか、皆さんに見ていただきたいという思いなのか、ウチの薬局に持ち込まれました。

父曰く「写真の半分以上は亡くなられた」そうですが、この写真でまた故人を思い出すこともできます。

このアルバムは、ウチの町内の歴史であり、 宝物だと思います。

1975年10月12日に開催された 「第3回 下立中下町内会親睦大運動会」 の1日がアルバムに整理してあるのですが、皆さんに見ていただけるように、しばらくはテーブルの上に置いておこうと思います。